フェルメール展→精養軒→TDS

職場の慰安会で、上野へ。

9:55 東京都美術館へ。凄い人気!入場待ち15分。
混雑した美術展は、画の前の柵ぎりぎり並び、順々に観ていこうとするお客さんが多い。
あの距離は、画肌を見るにはいいけれど、画そのものを鑑賞するには近すぎる。
しかも進行が遅いもんだから、ほとんどのお客さんは、画の正面に立つ頃にはその画に飽きてしまって、次の画へと目線をやってる。勿体無い・・・


僕はこんな時は、まず人垣の後ろから、展示全体をすうっと眺めることにしてる。
すると、いくつかの画は、ひとの頭越しでも、じんじん来るなにかを感じる。
あとは、そんな画たちの前に戻って、やはり頭越しに、じっくりと眺める。
大抵、ひとが少なくなるタイミングがあるから、そのときに、画に近づいて、画肌を観る。


あ、パレードやショーの観方と似てる!
遠くから全体を眺めるからこそ、感じられることが、まずある。作品そのもののメッセージは、むしろその距離からじゃないと感じづらい。
至近距離から観ることでこそ、わかるものは、むしろ”いかに創り手が、その表現を組み立てているか”という部分。


素晴らしい絵は、僕たちの世界の見え方を、変えてしまう。
オランダのこの頃の絵画は、17世紀とは思えないほどモダン。現代の僕たちのものの見え方を、この絵たちが創り出したとも言えそう。
だから、ある意味とても・・・ナチュラルだった。
特に印象に残ったのは、

  • デルフト新教会野回廊 ヘラルト・ハウクヘースト作・・・魚眼レンズとあおりを同時につかったかのような、精緻なデフォルメと空間構成が見事。こころの目では、僕たちも建物内部を、こんな風に観てる。それをそのまま、画にしてくれた感じ。
  • 自画像 カレル・ファブリティウス・・・自画像なら、どんなふうに描いても、モデルや依頼者から文句が来ない。貧相にも不機嫌にも見える顔、それが魅力的。描きたい楊に描いたんだろうなぁ
  • ヘルメットの男 作者不明・・・なぜだかぐっと来る表情

フェルメールの作品は、どれもじんと来る。なかでひとつあげるなら、

  • 小路・・・入場待ち列の横で、プラズマテレビで美術展の紹介をしてて。一瞬この絵が写ったんだけど、現代のスナップ写真かと思ってた、現物を見るまで。色鮮やかで、コントラストくっきり。街の生活の一風景が、瞬間的に切り取られてる。すっごくモダン。でも写真でこれを撮ろうとすると、覆い焼きやデフォルメをかけないと、こういう仕上がりにはならないよなぁ。


青いターバンの少女”を観たときほど、全身がじんじんしなかったのは・・・僕の感性が磨耗しちゃったんだろうかなぁ。


11:50 美術館を出る
精養軒で昼食 不忍池の水面こそ見えないものの、空間が気持ちよく拡がってる。穏やかな快晴!
フォアグラパテが乗った、牛ひれステーキ・・・かな?、かなり美味しい。

13:18 上野駅

13:59 舞浜着
14:25 イクスピアリ セレブレーションプラザで、ディアボロアーティスト・矢部亮さんの大道芸終盤に遭遇。
3個だともう、自由自在!音楽ともシンクロしてて・・・”ZEDに出演しては?”という域。
そして、世界でただひとり、矢部さんだけが出来る、ディアボロ4個に挑戦。上手くアピールして、お客さんを引き込む。
終演後、おひねりを1000円差し上げたら、非売品のプロモーションDVDをプレゼントくださった。
これまで数回、イクスピアリでほかの大道芸アーティストがプレイしてるときに、矢部さんが遊びに来てる姿をお見かけした。楽しそうに会話したり、横でディアボロの練習をしたり。
14:45 TDS
ちょうどミシカ終盤。アーケードの向こう、白煙の中、ハーバーのそこここで舞う金色の旗。
噴水のきらめき、輝く笑顔。じんじんする。
ベネチア経由で、ブロードウェーに。BBBはすでに締め切り。オーバーザウェイブも、50分前なのにかなりのお客さん。
カタンへ。ブカネロを購入、
サルササルササルサ! 3曲目から。今日も最高。ラスト一曲、ステージまん前が空いたので、そちらで。
カタン屋外席に異動し、青空と遺跡を眺めながら、ブカネロをちびちび。
サルササルササルサ! ステージ右横二人席から。
ストリート・シークス 久しぶりにスタートに遭遇。正面立ち見3列目から観る。最前列の男性ゲストが、なにやらベビーカーが足にぶつかったとかで、文句を言ってる。ほんの5cm右に寄ってあげれば、ベビーカーに乗った小さな女の子も楽しめるし、譲ったご当人も嬉しくなるのにねぇ・・・。


こんなふうに”譲る楽しさ”を見失ってるときは、人生、損してるんだなぁ・・・


サルササルササルサ
ブラヴィッシーモ! ガリオン船から
サルササルササルサ
ルーセル
ストリート・シークス 左側面2列目から。最前列はのりのいい男性!
キャンドルライト・・・ハーバー周りの人垣が凄く、あきらめる。
スカットル

アンダー・ザ・シー

23:15 舞浜発
23:55