いまは、真っ白な、ボンドタイルで塗装していますが、この下には明治の建設時以来のレンガ積みのトンネル通路が隠されています。(なんで、塗装しているのでしょうか、レンガが見えれば、レトロな雰囲気で、もっと、木津駅は有名になっているはずなのですが。
とにかく、JRのすることは理解できませんね。(単なる管理上の問題??)

だったのが、橋上駅舎化工事にともない、自由通路に転用するにあたって・・・

なんと、自由通路内は、明治28年?29年代において、奈良鉄道が木津駅を建設した当時の煉瓦積みが見えるように
施工してあります。
木津川市の都市計画課さんに一度お願いしたことがありましたが、ちゃんと聞き入れてくださり、通路内では煉瓦積みを見ることができます。

粋な計らいだなぁ・・・

塗装がキレイに取れなかったのか、おせじにもキレイとは言えませんが、上からの漏水処理など煉瓦を見せるために相当苦労して工事されているのが分かります。これでも木津川市の歴史の一部を伝えるには充分ですので、市の担当者さんには本当に感謝の言葉もありません。
今後、大仏線ウォーキングにおいて木津駅を利用する場合は、たくさんの皆さんに明治の煉瓦積みを見ていただきながら、新木津駅をはじめとする、当時の木津駅周辺の鉄道の変遷を感じていただけることと、大変喜んでいます。
今後、煉瓦積みの様式など詳しく調べた上で説明資料を作成して、木津川市に提供できればと思っています。

素敵なサイクルですねぇ!


広島市の横川駅改築の際も、地元の交通研究家グループの提案が取り入れられ、動線短縮や、”国産乗合バス発祥の地”のモニュメント建立がなされたんでしたっけ。
こういった、建設的で妥当で具体的な提案が、出来る力をつけたいなぁ。