スターウォーズ エピソード4新たなる希望 日本公開30周年記念特別上映

30年ぶりに、大スクリーンでの鑑賞。今は亡き父と観た映画を、次男と。


19:45 シネマイクスピアリ前で次男と合流、入場。
売店前はたっくさんのお客さん!!!・・・こんなに賑わってる映画館、懐かしくてわくわくする。
映写室入り口には、スターウォーズの、たぶん30年前公開時のポスター。懐かしいなぁ・・・。
360席のシアターは既にほぼ満席。前2列と左右隅前方5列ほどが空いてるのみ。最前列ほぼ中央に着席。スタッフが「全席完売ですので、詰めてお座りください」と案内。
続々と席が埋まる。BGMはスターウォーズ第一作のサウンドトラック!わくわくどきどき。そこここでそれぞれ、思い出話。後列の観客が「あ、ライトセーバー持って来ればよかった」・・・お、そうかっ!!!
20:00 スタッフが「そろそろ始めたいと想います。みなさん、準備はよろしいですか?」湧き上がる盛大な歓声と拍手!!!振り返ると、客席のそこここで、色とりどりのライトセーバーが、10本ほど振り回される。おぉっ、うわさに聞くアメリカの映画館みたいだっ!!!
照明が落ちて歓声、20世紀FOXのオープニングクレジットで歓声、ルーカスフィルムのロゴで拍手(^^)。みな、にっこにこの笑顔!
そして、一瞬の漆黒の後、ジョン・ウイリアムス作のあのファンファーレとともに、現れて飛び去る、STAR WARSのロゴ。指笛・歓声・万雷の拍手。字幕訳者のネームに拍手(^^)
さぁ、あの、これまでの生涯で最も印象深い導入部・あれをもう一度、30年ぶりに大画面で味わえるのかっ・・・あれっ?こんなにあっさりしてたっけ??? 旧OS劇場のシネラマスクリーンで観た、あの衝撃には遠く及ばず。地響きのような不気味な重低音も、細部までくっきりと浮かび上がる、リアルで巨大な宇宙船も、あっさりと。
35mmフィルムでの上映で画質が荒いからなのか、最前列だからサラウンド効果が薄かったのか、スクリーンサイズも部屋容積も、OSよりはるかに小さいからなのか・・・それとも、僕が既に、どうなるのか知ってるからなのか、CGでもっとインパクトのある映像をたくさんあたりまえに観てしまっているからなのか、立体音響があたりまえになっちゃったからなのか・・・たぶん、どちらもなんだろうなぁ。あの、”初めての驚き”は、もう味わえないのかなぁ。
ダース・ベイダー登場で、大きな拍手。ルークと、ハン・ソロの登場シーンでも。
その先は、どんどんお話に引き込まれて。
・・・ダース・ベイダーの正体を知り、彼の幼少期や、オビ・ワンとの関係を知って観るこの映画は、感慨が深い。
30年前、隣に座っていた父は、既にこの世に居ない。けれど、僕の中に、父の存在ははっきりと生きている。そして今、隣には僕の息子が。

年老いたオビ・ワンの立ち居振る舞い。使い込まれた戦闘機がフォーメーションを組んで突入していく。当時はとてつもなく壮大に感じられた映像が、今はシンプルに、だからこそストレートに、響いてくる。


じぃっと見入る、満席の観客。
表彰式のシーンでようやく、観客からも沸き起こる賛同の拍手。
そして、エンドロールに。まるでクラシックのコンサートのように、ふわぁあっと賞賛の拍手が。
印象深いキャストやスタッフの名が出るたび、おのおの拍手。
そして、終了。暖かく長い拍手。


映画って、映画館って、ほんとに素敵だなぁ。
テレビで見るのとは別物だ。


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