古代ローマ1000年史

塩野七生さんの「ローマ人の物語」を下敷きに、BBCのドラマや取材映像を使いつつ。

  • 他者の同化
  • ハンニバル
    • ガリアを渡り、アルプスを越え、イタリア半島到着までに、7万人の軍の半数以上が亡くなる
    • 金で雇われた傭兵ばかりなのに、16年にわたるイタリア転戦の間、裏切りも離反もなかった・・・人望の厚さ
  • カエサル

「渡れば人類の悲惨、渡らなければわが破滅」・・・”凡人なら逆を言うだろう・・・「渡ればわが破滅、でも渡らなければ人類の破滅。だから渡ろう」”

昨日の麻生さんの、”交渉の秘訣は”との問いへの答えのひとつ、「双方のメリットを説くこと。”あなたにとって、こんなにいい”だけしか言わない人は、なんか信用できないでしょ」と、ちょっぴり相通じるものがあるなぁ。

    • 寛容

「たとえ私が許した人が、私の邪魔をするとしても、私はそんなことに煩わされたくない。私がなににも増して自分に課しているのは、己の考えに忠実に生きること。だから、ほかの人々もそうあって当然と思っている」
「大多数の人は、見たいものしか見えない。」

共和制の中で長くなじまれているけれども、ひとつひとつはたいしたことのない役職を兼務することで、皇帝に。
ただし、皇帝の権力は共和制が基盤。市民や元老院の支持を失えば、即、皇帝で居られなくなる。

  • 衰退・ローマがローマでなくなっていく
    • 次々変わる皇帝→民衆から付与された権威から、神による権威に→多神教から一神教へ→寛容でなくなっていく
    • 市民権を奴隷以外のすべての国民に与える→ただでもらった権利は、大切にされない→階級の固定化
      • 「市民権」は努力の象徴で誇らしいものだった。だからこそ兵役の義務も誇らしく果たした。ところがローマ市民であることが、意味を持たなくなった。やがて、市民どうしの間に階級差が生まれた。
      • 建国以来、奴隷も、才能と努力しだいで市民になることが出来たのに、その道が閉ざされた。


以上、番組にそってメモ。民放だけに、かなり紋切り型のまとめやコメント。まぁ、そういう切り口はあるだろうけれど・・・
僕は、番組のメッセージとは、ちょっと違うことを想いながら見てた。


そおそも、何のために戦争をするんだろう。どうすれば回避できるんだろう。
敵・味方って何だろう。帰属意識って何だろう。
機能するシステム、機能しなくなったシステム。