古代ローマ1000年史
塩野七生さんの「ローマ人の物語」を下敷きに、BBCのドラマや取材映像を使いつつ。
「渡れば人類の悲惨、渡らなければわが破滅」・・・”凡人なら逆を言うだろう・・・「渡ればわが破滅、でも渡らなければ人類の破滅。だから渡ろう」”
昨日の麻生さんの、”交渉の秘訣は”との問いへの答えのひとつ、「双方のメリットを説くこと。”あなたにとって、こんなにいい”だけしか言わない人は、なんか信用できないでしょ」と、ちょっぴり相通じるものがあるなぁ。
-
- 寛容
「たとえ私が許した人が、私の邪魔をするとしても、私はそんなことに煩わされたくない。私がなににも増して自分に課しているのは、己の考えに忠実に生きること。だから、ほかの人々もそうあって当然と思っている」
「大多数の人は、見たいものしか見えない。」
共和制の中で長くなじまれているけれども、ひとつひとつはたいしたことのない役職を兼務することで、皇帝に。
ただし、皇帝の権力は共和制が基盤。市民や元老院の支持を失えば、即、皇帝で居られなくなる。
- 衰退・ローマがローマでなくなっていく
以上、番組にそってメモ。民放だけに、かなり紋切り型のまとめやコメント。まぁ、そういう切り口はあるだろうけれど・・・
僕は、番組のメッセージとは、ちょっと違うことを想いながら見てた。
そおそも、何のために戦争をするんだろう。どうすれば回避できるんだろう。
敵・味方って何だろう。帰属意識って何だろう。
機能するシステム、機能しなくなったシステム。