混み過ぎるランド

シーやランドで一番大切なことは、「その場所の空気を吸う」というただそれだけのことなんじゃないかなぁとも思っています。

妻はたぶん、もう2年くらいランドに行ってません。あ、スーパーダンシンマニア特別営業が唯一の例外かも。


閑散期にはね、”ランドのキャストさんも、シーとおんなじだなぁ”・・・って感じる機会が沢山あります。
逆に言えば、それ以外の期間は、余裕無さ過ぎなんだよね、きっと。


レロちゃんの記事、ほとんど同感。
唯一意見が違うのは・・・僕は、イベントの使いまわし大賛成なんです。
もはや、目先を変えなくったって、お客さんは断りたいほど来る。
ならば、混雑期は悪影響緩和に力を注ぐ。新しいことは閑散期やシーでやって、そちらにお客さんを呼び、混雑を平準化する。ハロウィンの大成功で、秋が大賑わいシーズンに大変身したみたいに。



さて。
沢山のゲストとお知り合いになって。また、職場などで、ディズニーランドに関する雑談をして。
TDLが出来たとき、大人だったか・青年だったか・思春期前だったか・生まれてなかったか”と、
”子供がいるか・いないか”が、パークとの接し方・パークでの体験を大きく左右してるなぁと感じています。


思春期にはすでに東京ディズニーランドがあった世代が、今、子供を連れて来園しています。パークでの楽しみ方を熟知している。アトラクション・ショー・食事・買い物、積極的に動く。ゲスト側から働きかける。そんな変化が、近年はっきりと起きたように感じています。
そして。
生まれたときから東京ディズニーランドがあった世代が、まもなく親になります。5-10年後には、子供を連れて来園するようになる。
そのあたりでたぶん、ゲストの求めるものが、また一段変わる。”空間”そのものが大切になってくるのではないでしょうか。


一方、運営側は。
”空間”の価値を深く知ってたのは、たぶん、東京ディズニーランドを創り上げた人々。そして皆さん引退されてしまったはず。
今、中心になっているのは、たぶん、出来上がった東京ディズニーランドを、思春期過ぎてから体験した人々。大人の目でパークを観、体験しているから、現況の問題点は熟知し、改善することにも長けているはず。けれど、魅力の本質がなにで、本来どうあるべきなのかは、あまり見えていないかもしれません。


幼子って、本質をしっかり感じ取っているものです。
物心ついたときには、すでにパークがあった。そんな世代が、運営の中心になるにつれ、ゲストの中心になるにつれ、パークはほんらいの姿に近づいていく。そんな気がしています。
アメリカのパークは、伸びやかでさりげなくてはじけてる・・・って聴きます。それを生んでるのは、国民性もあるかもしれない。でもたぶんそれ以上に、50年の歴史が効いてるんじゃなかろうか。


以上、仮説に過ぎないなんですけどね。
ちゃんと調査・検証したら面白いだろうなぁ。