神戸大丸
南京街
元町
17:00 日綿ダンススタジオ
モザイク
神戸阪急
19:50 ハーバーサーカス


母と元町を歩いていたら、ふと赤レンガの壁だけ残っている建物が目にとまって。
そちらの通りを歩いたら、50年程前、父母が社交ダンスのレッスンに通ったダンスクラブが、顕在だった。
上がってみようか・・・と階段をのぼったら、降りてくるたくさんのお客さん。
ちょうど17時まで、貸切のダンスパーティーだったらしい。
そのまま、ダンスフロアを見せていただくことが出来た。
シンプルでモダンなまま古びた内装。白い木のダンスフロアは、桜材かな?降り立つと、やわらかい。これがスプリングを仕込んだフロアかぁ・・・。
通りがかるのが、もう5分速くても・遅くても、中には入れなかったんだよなぁ。


昭和8年朝日新聞が立てて、戦災と震災をくぐり抜けて、今もある。
50年前は、2つのバンドが交代で、スイングとラテンを生演奏していたそうな。当時40歳くらいのミュージシャンなら、戦前にも活躍されていた方も、たぶん居られたろう。
書籍でしか知らなかった、スイング全盛期の世界。祖父の時代のお話、自分には縁が無い、物語の世界だと想っていた。
戦後も、その文化がちゃんと続いていて、自分の父母がそのなかで生きていて。
生バンドはもう無いけれど、その場は今も、ずぅっと続いている。

半世紀以上のダンス・クラブの歴史は他に類をみない随一の迎賓の舞台と言えましょう。今もって、つづけられるのはソーシャル・ダンスのファンの絶えぬこと、老いも、若きも問わず人生をエンジョイしうるのは日綿ダンス・クラブのホールから。
http://miyabi.main.jp/teikei.htm

いただいたチラシには、

生誕60周年をむかえソシャールダンスホールとしては最も古いスタジオです。

とあった。
ということは・・・1947年。
ジャズが解禁され、進駐軍が神戸の街にあふれていたころ。