EUと英国

長男が持ち帰った、EUと英国に関する講演の事前資料を読む。以下、印象に残ったキーワードを列挙

  • ”多様性のある統合”・・・EUの理念

言葉は耳にしていたけれど、漫画小冊子でいろんな実例を挙げがら紹介されていて、「なるほどこういうことなのか」と実感がわいた。

  • 英国の宗教・・・”英国国教会の国”というイメージが僕には強かったけれど、実際は・・・
  • マン島チャネル諸島はUnited Kingdomの一部ではない。独自の立法議会と法律制度を持つ。ただし、UKが防衛と外交に関して責任を担っている
  • 英連邦 54カ国からなり、世界総人口の3人に1人が英連邦加盟国の国民。
  • 英国の憲法が1つの統合した書類にまとめられたことは一度も無い。
    • 世界の全ての民主主義国の中で、英国とイスラエルだけ
    • 英国の憲法は、コモンロー・制定法・慣例から構成される
      • コモンローは、慣習または裁判の先決例から推論され、裁判で判事によって解釈される
      • 慣例は、法律的強制力はないが、政府が機能するために不可欠とされている規範や慣習。多くは歴史的事件から生まれている。
    • EC加盟以来、欧州司法裁判所の規則がしだいに英国法の部分を決定付け、成文化するようになってきた。英国の憲法および法律上の取り決めが欧州の取り決めと似たものになり始めている


iso9000に始まるマネジメントシステム規格って、英国の工業規格が起源なんだけれど、
また、英国が生んだいろんなビジネスの仕組みが、国際標準になっているけれど、
”ルール”に対する感覚が、独特なものがあるような気がする。
なにを明文化し、なにを合議し、誰が判断し。
そこがうまいから、ルール体系が、時代とともに、おのずと進化・変身・成長・普遍化していく。そんな気がする。
この感覚を会得したいなぁ。