NHKスペシャル 東京カワイイ☆ウォーズ ファッション編

人気モデルと連携しての商品開発。アイコンとして名義を借りるだけじゃなく、彼女の「かわいい!」というひらめきと意見を、全面的に取り入れる。
109。各店舗の売り上げが毎日発表され、各店長は急に売り上げが上がったお店を参考に、流行をつかむ。
凄いスピード感。20歳位の若い店長とデザイナーが、渋谷を歩く女の子たちをスケッチし、アイディアを得、友人たちにリサーチし、2週間で製品化。そのスピードじゃないと、流行が移り変わってしまう。
一方、モードは製品化まで1年ほどかかったり。


リアルクローズ界とモード界との断層。


コシノヒロコさん、「自分らしいってなんなのかを、ずっと追いかけてきた。コピーして、すぐ服にして、お金にしてっていうのも、ビジネスとしてはありだけれど、長続きはしない。オリジナルじゃないから。」
正論ではある。でも、着る人と遊離しては、意味がないのかも。
東京ガールズコレクション。2分後にはwebでも映像配信。そのパワー。
一方、地盤沈下が続く東京コレクション。会期を早める。ガールズコレクションとの将来の連携を図る。


まぁ僕自身は正直、服には全然興味がないので、
「いやぁ、移り変わり消えてしまうものに、こんなにエネルギーを注ぐなんて、もったいない・・・」って想ってしまうなぁ。
ただね、日本ってもしかしたら、昔っから「一般大衆が凄い」んだろうなぁ。その代表的な場面なのかもしれない。
元禄のころも、そうだったんだろう。
日本製品の質が世界一になったのも、働く一人一人が自主性を発揮して創意工夫をしたから。それは、QA/QC活動のみならず、それ以前の徒弟制度や職人の世界でも、たぶんそうだった。
PCだって、アニメーションだって、ロボットだって、ユーザー踏み込んで創造性を発揮しちゃう。


魅かれるもの、素敵だと感じるものを、きっちり追いかけてる。楽しんでる。
とはいえ。イメージ操作で左右されてる部分も、多々あるわけで。
質のよさ、出来の良さっていうのは、かなり絶対的に見抜ける・伝わるものがある。
イメージの部分、物語性の部分。移ろいや流行。これは多分に、化け物のようなところがあるよなぁ。だからあまり、流行に興味を引っ張られないようにしてるのかも>俺