NHK教育 知るを楽しむ 人生の歩き方。稲盛和夫

自分の技術を問うために、会社を設立。
苦しい創業期。若手社員が将来の保証を求める。保証してくれないなら、全員で辞めると。
3日3晩、膝詰め談判。誠意を尽くして話をする。
「保証はできない。できないことをできるとはいえない。精一杯、君たちに良かれと尽くす。それを信用してくれ。」


その過程で、こんなに経営とは苦しいものか・・・と悩む。
自分のために、ワクワクして設立した会社。でも、なんのために苦しむんだろう。
会社というのは、従業員の生活を守っていくためにあるのかなぁ・・・と思い至る。
そして、こういうモットーを決める。

「全従業員の物心両面の幸福を追求する」と同時に
「人類・社会の進歩発展に貢献する」


オイルショック。ひとりも解雇はしないと決める。草むしりもしつくし、花壇を作り、築山までつくり。それでもなお、仕事が来ない。
みなが、出来ることを精一杯する。営業に走り回ったり、新技術開発に没頭したり。
それが、次の飛躍につながる。


次々と救済合併。合併した会社の社員も、全員雇用を守る。
そして、KDDIからOA聴きに至るまでの、大企業グループに。
そして・・・65歳で稲盛さんは会長を辞し、出家。

  • 会社はだれのものか

株主のもの?そうではないでしょ。
まず従業員が喜んでくれて、会社のために一所懸命働いてくれてこそ、会社はよくなる。