ウメ子

久しぶりにご尊顔を拝見する(^^)薬師丸ひろこさん。あんなに太い声も出せるんだぁ!
ロビンフッドの服、お姫様の服、人魚姫の腕輪、雪・火・森の妖精の服。
満天の星の下、テントでのお泊り。
子供の時間・おとなの事情。
幼稚園・サーカス・舞台衣装・紙芝居。子供の時間とおとなの事情をむすぶもの。
お父さんとの再会。あんなに嬉しそうなウメ子をみたのは、あとにもさきにもこのときだけだった。
園長先生を訪問・・・幼稚園の先生だった母が言っていた。人格形成のとっても大切な時期をともにするだけに、やりがいがある。ただ、園児たちは幼稚園の先生のことを、大きくなるうち、たいてい忘れてしまう。
「ウメ子にはお父さんがいるもん!悪い子なんかじゃないもん!内緒話はいけないもん!」
家出の後も、ウメ子のおうちに遊びに行かせてくれる両親。
会いたいのに、会いにいけない・・・意地・偏見・嫉妬・ひがみ・自己卑下。
寂しさや不条理を切り離し、明るく振舞うウメ子。
お父さんが約束を守れないなんて、よっぽどのことだと察知するウメ子。
綱渡り。わざと修錬の世界。
約束・危機・愛情


夢を現実にすることに生きるか、不安に支配されるか。
幼いころの記憶。18年ぶり。事実を確かめたい、でも怖い・・・。


小学校の先生になったみよちゃん。ごんぎつねのラストの朗読・・・小学生のころ、ここを読むたびに涙が出てたっけ。でも、話を聴かない教室。で、ウメ子の話を・・・
公園で登校してない生徒と逆上がりの練習
生徒を連れてサーカスの見学・・・そして、ウメ子との再会


18年かぁ。楕円形の電話の看板、丸いポスト、洗濯機などの家電。こういうお話がつむぎだされるだけの時が流れたんだよなぁ。ついこの間のような気がするけれど。


狙いがとってもわかりやすい(^^;ドラマ。
でも、素敵だったなぁ。
マジカルクリスマスツリーみたい。
ごんぎつねみたいに、好意がすれ違って悲劇を生む・・・というお話よりも、今この現代、こころに響くのは、夢を形にしようとひたすら動く生き方なのかも。
そう、シンプルにそう。意地・偏見・嫉妬・ひがみ・自己卑下にがんじがらめになってるひまがあったら、本質に触れ、素敵さを見出し、夢の実現に生きようじゃないか。