梅田阪急 コンコース取り壊し

唖然・・・あれを壊してしまうなんて。


「あれ?」と想ったのは、今月はじめの、毎日新聞大阪本社第2期ビル着工の特集記事。
その中で、梅田近辺に次々と新ビルが建つことに触れられていて、阪急百貨店も高層ビルになるとの記述が。
「わぁ・・・あの大理石の立派な階段とか、なくなっちゃうのかなぁ。残念だなぁ。」
とはいえ、手入れをきちんとしながら伝統と文化を継承・発展させてきた阪急のことだから、ファサードやコンコースは残して、中心部をくりぬいての高層化だろうなぁ・・・って、すんなりと想ってました。


それがなんと、丸ビルみたいに、それっぽいデザインを低層部に残すだけで、丸ごと建て替えてしまうなんて!!!


日本の近代史に残る、建物なんです。
日本の私鉄は、阪急が成功させたビジネスモデルを真似ることで、アメリカのように衰退せず、都市交通の主役となった。
沿線に宅地開発、起点にターミナルデパート、終点に行楽地(遊園地と宝塚歌劇)。
その、日本最初の、いや、世界最初かもしれない、ターミナルデパートが、梅田阪急なんです。


そのコンコースの見事さ。「梅田阪急 コンコース」で検索していただければ、写真入りの記事、たくさんヒットします。