継続とレベル

8/31で、ヒルダさんのBlog DREAM RETREAT が更新停止されました。1年3ヶ月強、素敵な記事の数々を、ありがとうございました。

実は、blog終了までの数ヶ月は記事を書くことに行き詰まりを感じていて、皆様に楽しんで頂けているのかまったく自信が無かったのですがが・・・ラスト月の記事を「充実」していたと言って頂けて、ちょっとホっとしました!

あれだけレベルの高い記事をコンスタントに書かれてるヒルダさんでも、不安になられるんですね。いやむしろ、そんなお人柄だからこそ、質の高い記事を書き続けられるのかもしれません。


僕の場合、たまに昔の記事を読み返すと「おぉ、なかなか鋭い視点で、興味深いことを書いてるではないか!」なぁんて、自分で感心したりします(^^;;;
過去の自分の気づきに、はっとさせられたり。・・・ってことは、その気づきを忘れ去ってたんじゃぁないか>俺。
こうやって毎日書き続けていると、なんだか以前も書いたことのあるようなことがらを、何度も繰り返して書いてるような・・・。なかなか斬新な視点や、新たな発見ってなかったりして。
ぐるぐると、おんなじところを回りながら、成長してない。むしろ文章のレベルは下がってたりするなぁ。


そんなことを想っていた折、先日の清里自然塾で、松田義幸教授が、このBlogを読んでおられたことが発覚! 汗顔の至り。
研究者の方々って、年々、高いレベルを維持、発展されてるわけですから、凄いなぁ・・・と、自分もこうして物書きの真似事をやってみて、つくづく感じています。



さて。はじめてDREAM RETREATにお邪魔したころの記事を読み返してました。
すると・・・たとえば、スターライトジャズ。そういえば、ワイヤレスマイクのトラブルで、ボーカルが切れ切れになったことがあったっけ。

6/15は、ワイヤレスマイク絶不調でした。音がかすれるどころか、時にはぶっつり消えてしまう。
1回目ステージ、テリーは険しい顔をしてたそうな、途中まで。お客さんの顔も目に入らぬほど。
それが、知人夫妻に気づいたとたん。ぱぁっと顔が輝いて、火がついた。
以後、俄然調子を上げ、ラストは一本マイクをポリシアとやり取りしながら、楽しく乗り切ったそうな。

今じゃぁ信じられない!
今回のウイッシュのPAは素晴らしかったなぁ。リズム・オブ・ワールドも、初年度と今年とでは、音の質が全然良くなってた。ロス・トレス・アミーゴスのときは、小さなスピーカーの能力目いっぱいで苦労されてたけど、アイリッシュバンドのPAは素晴らしかったなぁ、特に地震前の大型スピーカー。
そう。いつしか、この素晴らしいPAのレベルが、当たり前だと感じてる。


そして、我々観客の楽しみっぷり。
例えばクールサービス。レッツ・ロックの最終回。2年前、想像できなかったなぁ・・・。
僕自身は、もしかしたら退化してるかもしれませんが(^^;、現実は、実は1年前と比べても、ぐっと進化してる。

世の中に、あたりまえのことなんてないんですよね、きっと本当は。

これって、はじめてDREAM RETREATに触れたときに書いた記事の、一文です。
「あたりまえのことなんてない」・・・同じことを、いろんな機会に繰り返し繰り返し発見し。
だんだん身にしみてくるのかな?だんだん深く、多面的に、腑に落ちていくのかな?
たぶんそうなんでしょう。きっとそれが、成長ということなんでしょう。