スタジオパークからこんにちは 石井竜也さん

愛・地球博 会場から
相変わらず素敵な存在感。おしゃれで、ごっつくて、シャイで、ひょうきんで、軽やかで、堂々としてて。
で、彼の音楽以外の作品にはじめて触れたんだけど、特にキャラクター劇と造形は、クオリティが高い!!!
絵はそれに比べると、3次元に行き着くための中間作品という感じ。
司会者二人とよく息があってて、対話の中から、より本質的な話がずるずるっと出てくる。彼の存在から、なにを大切にしたいのかが響きあい、言葉としてインタビュアーに見えてくるって感じ。

  • ファミリーエンタテイメント

この大切さを、熱心に説いていた。子供が楽しめ、大人に気づかせる。
横浜でやった、PIGIを使った天使をテーマにした巨大写真の投影。地面に写りゆく映像と無邪気にたわむれる子供たち。それを見守る大人たち。それ自体が、テーマを体現してる・・・。
広島被爆60年の公演も、凄いことになるだろうなぁ。コンセプトを語る姿から、彼が大切にしていることが、ひしひしと伝わってくる。生命、再生、継承・・・。

  • ジャパニーズファンタジー
  • デザインで大事にしたこと
    • うずまき
    • 羽根
    • マンガ手前
    • じーん

この、「マンガ手前」が印象的。
ピアリの人形シリーズ(アーチスト名を失念・・・)のキャラクターが、ミスティックリズムのような舞台で動いてるような。

アートになると離れすぎ。マンガだとどっぶりこちらがわに入ってしまう。
その手前、現実世界じゃないんだけれど、少し手を伸ばせばとどく・・・という距離感が素敵に想えて。

これ、すっごく大切だと想う。



持ち味はぜんぜん違うけれど、岡本太郎さんや山本寛斎さんみたいなスケールの大きさ、伸びやかさ・雄大さ・明るさ・生命力・愉快さ・暖かさを感じた。
TDRの目指すものにとっても近くて、必須で、でも今、TDRにない要素。そして、日本ならではのなにか。
ミート・ザ・ワールドに代わる、実社会とファンタジーの世界との架け橋になるようなもの。この感じを、TDRに取り入れられたらなぁ。


シルク・ド・ソレイユの劇場は、かなりこんなニュアンスになるのかもしれないな。
ただ、「ジャパニーズファンタジー」は、今のTDRって海外をテーマにしたエリアが多いから・・・トゥモローランドイクスピアリでなら、実現できるかもなぁ。