NHKスペシャル 21世紀 日本の課題 子供たちが見えない  第1回 大人の知らない世界

9月4日(土)の再放送。http://www.nhk.or.jp/kodomo/
スタジオで参加された、小学校と高校の教諭お二人が、とても素敵。
メッセージで寄せられる子供の痛みを、我が事の様に感じている。


一方で。ふうむ、掲示板などの荒らしっていうのは、こう言う背景があるのかと改めて感心。
2chの荒らし君観てて、一人ぼっちを怖がったり、付和雷同したり、「こう決まってるからこうするべき」となぜそう決まってるかまで掘り下げなかったり、目立つことを嫌悪したり・・・「自我」を持たない子・判断基準が自分の内部に無い子が多いなぁとは感じていたが、番組掲示板に寄せられた声も、そのまんま。特殊ケースじゃなくって、そんな子が今は多いって事なのかなぁ。


実生活の中で、揉まれなくなっている。ひ弱になっている。自然の厳しさ・優しさの二面性に触れる機会も少ない。兄弟も少ない。僕達の世代でもそういわれていたけれど、それがいっそう進んでいる。
まだ僕の世代なら、大半は、落ちれば大怪我するかもという崖を攀じ登ったことも、火の始末をしくじれば山火事になる焚き火をしたこともあるはず。
自分が自分の・時には他人の生死を決めている・・・というあたりまえの事実を、現実で実感できないから、代わりに仮想体験をネット上で求めているのかもなぁ。


教諭がおっしゃっていた”「生きている実感」が大切なんではないか”という言葉に、尽きるように想った。


一方で・・・BlogやTDRに触れてみて、日本人のコミュニケーションのあり方が、またすこし好ましく変わりつつあるような気がしています。
現実の変化に目をつぶって昨日と同じ今日を生きようとするのではなく、与えられることをただ期待して口を開けてまつのではなく、前例のない理想図を描き起こし、共感を広げ、協働しながら実現するようなスタイルに。