世界がもし100人の村だったら2

http://www.fujitv.co.jp/ichioshi/040807sekai/

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実は、深く考えさせられたのは、債務奴隷の一家。一日働きづめ。学校にもいけない。遊ぶ時間もない。
対比するように、農園経営主の息子一家が描かれる。都会に住み私立の学校へ通う同い年の子供達。
・・・でも、画面で見る限り、債務奴隷の少女、そしてその一家のほうが、経営主の一家とその孫娘よりも、ずっとずっと幸せそうで、生き生きしていた。債務奴隷の少女がはじめて複雑な顔を見せたのは、経営主の孫娘のおもちゃや、学校に通う姿を目の当たりにしたとき。
もちろん、TVに全てがうつっているわけではないだろう。取材だからこそ高揚しても居ただろうし、もしかしたらいつもより綺麗な服も着ていたかもしれない。でも・・・幸せそうだった。経営主よりもずっと。
家族と居る喜び、働く喜び、生きる喜びと誇りを、債務奴隷の少女から感じた。
逆に・・・南米の13歳のシングルマザーや、ロシアの12歳のストリートチルドレンや、農場経営主の孫娘は、そんな喜びから遠いのかもしれない。そして私たちも。