Jack's Lament:カメラ=「記録」=「記憶+α」

http://cubies.air-nifty.com/mimi/2004/06/post_7.html

  • 僕の写真歴

Jackさんいいなぁ、小学校低学年から・・・しかもヌード撮影会!!!
僕は中学1年で写真クラブに入ったとき、Konica Sというレンズ固定式レンジファインダー機を親からもらったのがスタートです。でも、フィルムと印画紙がもったいなくって、あんまりばんばん撮らなかったなぁ・・・で、印画紙使用期限過ぎたりして(^^;;;ナニヤッテンダカ

高校時代はスナップに目覚めて、片道1時間半の電車通学に、オリンパスペンを持ち歩いてました。
で、ろくな写真が取れなかったんだけれど、一枚だけ、いまだに印象に残ってる写真があります。

初夏、走る電車の窓を全開にしての帰路。
線路際の神社の、大きな木のむこうに太陽。
葉っぱが透けてて、日の光が放射状に広がってて。
「はっ、いまだ!!!」とシャッターを押しました。
押した瞬間、狙い通りの絵が撮れた確信があって。

・・・その写真もネガも、実家においてたら捨てられちゃった(ToT)
でも、いまだにそのときの匂いや風や光や、そしてシャッター押した瞬間の興奮を、体で覚えてる。

  • 「写真的反射神経」

って、あるんですよね。「いまだっ!」ってやつ。どうもそれがなかなか身につかなくって。一瞬早かったり、一瞬遅かったり。ずばりと決まったときの快感は、神社の木のときのように、凄いものがあります。それを追い求めて、僕は写真を撮っているのかもしれない。
大学入学時に一眼レフ買ったhttp://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040129#p2ものの、撮影機会が少ないから上達せず・・・。
妹の結婚式のときも、はずしっぱなし。宣誓でぽろっとこぼれた涙を「よっしゃ、ばっちり!!!」・・・と思ったら、一瞬遅くて目を閉じてたり。
一方、写真本格的にやってた叔母には、いつシャッターが切れたんだかわからないAFコンパクトカメラ渡してたんですが、父と妹との入場を、0.1秒前でも後ろでも駄目・・・っていう絶妙なフレーミングで、見事に捕らえてました。さすがだ・・・。

TDRにしょっちゅう通うようになってから、写真ばんばん撮るようになりました。なんせNikonのF5開発チームが試写のため通いつめたというTDR、撮りたいものはいくらでもあります(^^)すると、だんだん反射神経が養われてきたみたい。広角系なら・・・。望遠はあまり使い込んでないので、まだ全然だめだなぁ。

なんかこう、空間と一体化するというか。すると、一瞬先が読める瞬間がある。

写真展観にいって、アラーキーさんと3メートルの距離に30分くらい居たことがあって。そのあと数日「写真的反射神経」が鋭かったような。「写真オーラ」みたいなものがあるんでしょうか(^^)
以来、TDRや旅行先で撮影してる人を見かけると、

    • 「この人は素敵な写真撮りそうだ」
    • 「この人、愛がない写真しか撮れないんじゃないかなぁ」

なんて勝手に想像して楽しんでます。趣味悪っ・・・(^^;;;

  • その場の空気が写りこんでる写真

が好きです。そんな写真を撮りたいなぁ・・・。

  • 写真を撮るという行為そのものの意味 そして、残る作品 12:34追記

アラーキーさんの名前を書いて、ふっと「秋桜子」さんのことを想いうかべて、ググッてみました。webって便利だ・・・

当事者として、その空間に居る。
だからこそ、写真が表現になる。
記憶+αが記録される。
アラーキーさんの言う「私情」が写りこむ。

  • 創りだしているか・奪っているか

ふむふむ。そう想って我が身をみると・・・

    • 空間をともに創りだしてるカメラマンを観ると、「この人は素敵な写真とりそうだ」
    • その場と無関係に立っていて、場のエネルギーをブラックホールのように吸い込んでる人を見ると、「この人、愛がない写真しか撮れないんじゃないかなぁ」

・・・って、俺は感じるんだなぁ。なるほど・・・
アラーキーさんという、すんごい見本を観たから、その違いがわかるようになったんだ・・・そっか(^^)

  • どひゃっ!「秋桜子」さんのBlogがあるんだ!!!

自宅でじっくり、ググった結果を見てたら・・・わぁぁお・・・!!!
http://cosmosco.way-nifty.com/blog/
恐る恐る、トラックバック打ってみます、うん。

  • 関連記事

記録と、記憶と、創造と http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20040715#p1