創意とくふう 2004年2月号 本ななめ読みひろい読み「段取り力」

斎藤 学 著
筑摩書房

特別な天才を除けば、それほど大きな才能や能力の差はない。ただ、段取りのいい人と、悪い人がいるだけだ。
(中略)
失敗の原因を才能や環境のせいにしてしまうと改善のしようがない。改善のしようがないから、努力もしない。
だが、「段取りが悪かったから、うまくいかないんだ」と考えると対処法が違ってくる。
(中略)
日本人は反省するのが好きだ。反省すればうまくいくと考えているが、自分の人間性全体について反省しなくても、段取りを組替えれば現実は変わっていく。
(中略)
マニュアルから学ぶとしたら、そのマニュアルが、ナゼそうなっているのか、意味を考えたり、自分以外の人のマニュアルを読み取ることだ。

責める・責められる・・・という関係性ばかり気にしているひと。怒られないために仕事をしているひと。「世間様」がどう観るかばかり気にしているひと。反省しておけば、とりあえずきつく責められないもんねぇ。
でも、価値は創らない。
価値を生み出せる活きかたでありたいな。