プロジェクトX ニューマルス開発
私は鉄道好き。車両も模型も、好きなんですが、運営とか歴史にも興味があります・・・あ、TDRに関してもそうだ(^^;理系・人文系、どっちも好きなんです。
鉄道って、人類史上初の工学的巨大ネットワークシステム・と言えそう。人間生活の利便性を飛躍的に向上させたと同時に、事故を起こせば、かつてない規模の犠牲が出てしまう。閉塞システムの発明と整備、予防保全という考え方の発明などなど、鉄道史って面白いです。ニーズにこたえ、失敗を共有し、アイディアを仕組みに組み込んで、発展してきた。
今回の話、国鉄側プロジェクトリーダーが、新入社員時代の通信ケーブル復旧の経験から、「チーム」として信頼感を醸成することの大切さを体得し、メーカーの日立に国鉄職員を送り込んでのプロジェクトとしたところや、テスト時いきなりメイン電源切ったあたり、技術分野は違っても「システムの構築・維持」に関する知見の蓄積がある鉄道と、信頼性と大規模化が求められる時期にあったコンピューターメーカーが組んで仕事をすることに、大きな意義があったんだなぁと感じました。
・・・こんな組みあわせを見出すと、新しいサービスが提供できるかも。
もひとつ印象深かったのは、マルディグラでも感じた「チーム」の価値。
「誕生日会なら、酒が飲めないやつでも断れないだろ!」
「発注側とメーカーが、角つきあわせてどうする」
敵ではなく、ともに価値を作る仲間だ・という気持ちを醸成することが、とっても大切。