自由と平等が両立する社会へ

ひできさんのBlog経由で、とても秀逸な記事を知る。

「偉さ」への執着を捨て、淡々と自分の役割を果たしていくことが、Web時代に求められる生き方なのではないだろうか。

なるほど僕自身、Blogをやってみて一番変化したのは、”どう想われるか”への執着がどんどん減り、”なにを起こすか”に気持ちの焦点を合わせやすくなったことだった。


そして、健やかなる新時代を拓くには、もう一段階ステップがあると、僕は思う。

他人の「偉さ」が減った分だけ、自分の「偉さ」が上昇する。

この幻想を、手放すこと。


たとえば、上の記事で紹介した、EW&FとChicagoのジョイントライブ。
他人の「偉さ」が増した分だけ、自分の「偉さ」が上昇してる。
リスペクトと、リスペクトとが、更に大きな創造を起こす。
あなたも偉い、私も偉い。
それでこそ「偉さ」が、一人ではなし得なかった領域にまで上昇する。
だれも、敗者にならない。みんなが勝者。


博愛=他者の尊厳の尊重 こそが、自由と平等を両立させる。


”劣等感”という概念を提示したアルフレート・アドラー博士は、20世紀初頭に、
"人生は競争だ”と捉えている人は、結局敗北する・・・と説き、
支配欲を捨て、”みんながうまくいく”喜びを探求する生き方を、提示している。
100年経って、ようやく浸透しつつあるのかもしれない。