子育てに関する意識差の源は・・・

「子どもを持つ=善」という認識が根本にあるように私には思えた。子どもを持つということに対する基本的認識が米国とわが国で大分違うのだなと感じざるを得ない。

私の母は、元幼稚園教諭です。
母曰く

「子供を育てるのは、大変だ・大変だ」・・・と、自分の子供たちに言い聞かせて、恩を着せようとする親が、日本にはたくさん居る。するとその子供は、”子育ては大変だ”という固定観念を持ってしまっているから、子供を創りたがらない。
少子化対策として、まず、親の教育がとても重要。”子育ては素晴らしい””3歳までで、全部親孝行はしてもらった””育てさせてくれてありがとう”と、きちんと自分の子供に伝える必要が在る。

人を動かす

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

”古典”とさえ呼ばれる、有名な本。
20年前に勧められ、でもなぜか手にすることは無く、
今年に入ってようやく、舞浜の丸善で現物を見かけて、購入。
それでもなお、積読状態でしたが(^^;、ひと月ほどゆっくりかけて、本日読了。


20年前にもし読んでいれば、
僕の会社人生は、大きく違っていたかもしれません。


もっとも、今だからこそ、素直に読め、理解が深まったのかもしれません。
窓際に居るおかげで(^^;どうされればモチベーションが落ちたり、反発心が沸くのか、よーく実体験できました。
新入社員研修のコーディネーターと、一部講義を担当することとなり、その資料集めをしている時期でもありました。
この20年間、うまくいった側面の意味を、把握できたようにも想います。


どうすれば人は動くのか、目次に全部書いてあります。
どれも、ごく当たり前のこと。
そして、策略的で、あざといように、少し前の私なら感じていたかもしれません。
まるで、ひとを操作するために、自分の陽の側面だけを使うみたい。それは不自然で不正直なのではないか・・・と。


でも、豊富に紹介された実例を読み、自分自身の体験と照らし合わせると、
むしろ、とても正直で本質的な生き方なんだと気づかされました。
老子は、こんなことを言っているようです。「海は、もっとも低い位置に居るからこそ、すべての水が集まってくる」
”重要感を得る”ことに執着するのをやめ、ひとに敬意を払い重要感を与え、”本質”を感じ創ることに意を注ぐ。
セオドア・ルーズベルトはじめ、たくさんのひとたちのエピソードが紹介されてます。どれも人柄を感じさせてくれ、楽しい。



この本に登場する”重要感”という概念も、ドリームス・ウイズイン描くところの”夢をなんでもかなえる魔法の鍵”のひとつかもしれません。

  • ひとから与えられると、夢をかなえやすくなる。
  • でも、強奪しても、夢はかなわない。
  • そして、強奪されても、意思がある限り、夢はかなう。

だから、失うように感じても頓着するな。ひとにはどんどん与えよう。
・・・みたいな。



目次に沿って、各項目、自分のこれまでを振り返ってみると・・・

  1. 人を動かす三原則
    1. 盗人にも五分の理を認める・・・まずまず
    2. 重要感を持たせる・・・こと上司に対しては、大失敗してるなぁ
    3. 人の立場に身を置く・・・しょっちゅう読み損なってます
  2. 人に好かれる六原則
    1. 誠実な関心を寄せる・・・好奇心が強いせいか、これで仲良くなった体験多し。でも、仕事関係のひとたちに関しては、まだまだ。
    2. 笑顔を忘れない・・・素敵な笑顔だと言っていただけることは多いけれど、職場ではぶすっとしてるかもなぁ。
    3. 名前を覚える・・・苦手!上司の名前さえしょっちゅう忘れる。
    4. 聞き手にまわる・・・まだまだ
    5. 関心のありかを見ぬく・・・読み損ねることも多いなぁ。
    6. 心からほめる・・・ほめずには居られないこと、多し。
  3. 人を説得する十二原則・・・説得=ロジック と捉えていたなぁ。お客様対応においては、自然と実践してる項目もあるけれど、家族・友人・同僚に対しては、さっぱり・・・。
    1. 議論を避ける・・・議論大好き(^^;一種のレクリエーションですらあるなぁ。
    2. 誤りを指摘しない・・・するする!(^^;
    3. 誤りを認める・・・認めない認めない!(^^;
    4. おだやかに話す・・・社会人になってから、むきになることがおおくなった様に想う。学生の頃は、論理的に、おだやかに、多面的に語れてたような気がするんだけど・・・実際どうなんだろ?
    5. ”イエス”と答えられる問題を選ぶ・・・なるほどなぁ!!!目からうろこ。
    6. しゃべらせる・・・お客様対応のときは、しっかり心がけてます。
    7. 思いつかせる・・・なるほど大切だよなぁ
    8. 人の身になる・・・忘れてること多そう
    9. 同情を持つ・・・忘れてること多そう
    10. 美しい心情に呼びかける・・・なるほど!
    11. 演出を考える・・・さっぱり考えて無いなぁ
    12. 対抗意識を刺激する・・・あまり好きじゃない(^^;
  4. 人を変える九原則
    1. まずほめる・・・まずまず
    2. 遠まわしに注意を与える・・・これ、苦手!
    3. 自分のあやまちを話す・・・まずまず
    4. 命令をしない・・・ついしちゃう
    5. 顔をつぶさない・・・失敗例あり。特に上司・先輩
    6. わずかなことでもほめる・・・まずまず
    7. 期待をかける・・・得意技かも
    8. 激励する・・・まずまず
    9. 喜んで協力させる・・・なるほど!
  5. 幸福な家庭をつくる七原則
    1. 口やかましく言わない・・・時々言っちゃうなぁ
    2. 長所を認める・・・はっきり口に出して言うことが大切だな
    3. あら捜しをしない・・・探す探す(^^;
    4. ほめる・・・もっとほめなきゃ
    5. ささやかな心づくしを怠らない・・・怠ってるなぁ
    6. 礼儀を守る・・・まずまず
    7. 正しい性の知識を持つ・・・大丈夫


説得の部分は特に、学ぶことが多いなぁ。
あとは、上司・先輩に重要感を持たせるとか、相手の立場に立つというあたり。