足立区生物園プレオープン → クアアイナ イクスピアリ店 → 映画「ウォルト・ディズニーの約束」 → フォルッティジェルッタ

時折激しい風、雨。
けれど生物園は、7ヶ月待ちに待ってた感じの子供たちで賑わっていた。


ウォルト・ディズニーの約束」、新聞の映画評は「平板な展開」とのことだったが、僕は中盤、木馬に座った瞬間からエンディングまで、涙がだーっと流れっぱなしだった。
もしかすると、子供心を失ったことのない人と、失ったまま取り戻せないでいる人とには、さっぱりわからないドラマなのかもしれないな。


主人公たちの子供時代が、1906年から数年。
主人公とウォルトとのあれこれが、1961年。僕が生まれたころでもある。
今は、2014年。
いま、メリー・ポピンズ製作時を振り返るのと、
当時、主人公たちが子供時代を振り返るのとが、おなじ50年強の時の流れなのか!


児童文学の誕生、読み聞かせや幼児教育の発達。これがたぶん、主人公たちの幼少期から大人にかけて起こったこと。
そしてたぶんウォルトが、大人に子供心を取り戻させる意義を見出し、その手段を発明した、と言えるのだろう。
そんなことをおもいながら観た。


子供は、未熟な大人 ではない。
大人が、ひねてしまった子供 なのだ。
そういう価値変換を、主人公たちが起こしてくれた。