サンリオピューロランド初訪問 & CLUB KITTY 完成披露会

はじめてのピューロランド。想像とかなり違ってた。
独自の魅力がある。
ライブショーの質が高いと聴かされていたが、期待を更に上回っていた。
難しさもいろいろ感じたけれど、うまくいってほしいな。


8:10 自宅発

社会人になりたての頃、友人が住んでいたのでよく乗った京王線。あの頃は名車5000系も健在、6000系が幅をきかせていた。7000系が居たかどうか・・・。それが今や、全部ステンレス車
相模原線に乗るのは20年ぶりだろうか。山がまるごと再開発されていたり。
9:50 多摩センター駅
おそろいの帽子とスモックの幼稚園児たち。遠足がピューロランドかな? いいなぁ!
ピューロランドに向かう道中、日常感があまりなくて、ちょっぴりユニバーサルシティーっぽい。

入場待ちは20人くらいか。
スタッフさん、衣装は可愛らしく、お化粧も雰囲気もほんわりしてる。TDRともUSJとも違った素敵さ。


10:00 開場!
開放感のある広いドームの中に、乗り物がある・・・という空間設計を想像していた。まるっきり違う!
エントランスから、下へと降りていく。洞窟に入るかのように。
そしてひろがるのはピューロビレッジ。こじんまりとした空間、中央にツリーハウス。大阪のキッズプラザを連想。
中央のこじんまりとした空間のまわりに、お菓子作りの街と、4つの劇場の入口。
色合いや肌触りは、しいて言えばピノキオやスプラッシュマウンテンと似ているだろうか。ディテールはもっとメルヘンチック。よく作りこまれている。
乗り物はひとつだけ!


お手洗いの凝り具合も、TDR以上。ディテールが破損してる部分もわずかにあったけれど・・・。
中央の知恵の木に登る。いまは、カップルによろこばれそうな、相性占いとか、願いが叶う鐘とか・が設置されてる。開園当初は、ピューロという妖精にちなんだものだったらしい。
眺めや視野の変化は、いい感じ。


ディスカバリーシアターへ
10:30 ジュエルペットとシナモンのみらいレボリューション!を鑑賞。2列目中央から。
遠足の幼稚園児もたくさん!
ダンサーふたり、キャラクター4人、スクリーン映像での出演がふたり・と、決して大規模なショーではないのだが、とても良くできてる。感動してしまった・・・。
端的に言えば、キャプテンEOとビジョナリアムの骨子を、幼児も楽しめる30分のライブショーにしてる。これは凄腕だ。


サンリオキャラクターボートライドに。スリルは全く無いけれど、楽しい!
もともとは、ピューロにちなんだお話だったそうな。乗ってみたかったなぁ。


フェアリーランドシアターへ。ロビーもシアター内も、TDRのレベルを超えて、つくりこみが凄い。入場時の演出に度肝を抜かれ、中のつくりにまた驚き。レストランシアターとしても使えそうな設計。
11:40-12:15 マイメロディの星と花の伝説を鑑賞。右よりカウンター席から。
生歌による本格的ミュージカル。演者のレベルはかなり高いし、衣装も美しい。ただ、脚本が詰め込み過ぎな感じ・・・。


一旦表に出て、マクドナルドで昼食


メルヘンシアターへ
12:55-13:35 ハローキティとオズの魔法の国 左ブロック5列目から。うわぁ、本格的な宝塚歌劇だ!!!
あの複雑な話を、きちんと堪能できる形で30分強にまとめ、
独自の、けれどちゃんと作品世界を踏襲した、しかも魅力的な楽曲をつけ、
あの有名な映画「オズの魔法使い」や「Wiz」に負けず劣らず、独自のメッセージも載せて。
更にちゃんと、宝塚流の華やかなレビューとフィナーレがついてくる!
・・・ぶったまげました。どれだけ本格的なんだ!!!
劇場から出たら、大スクリーンで宝塚歌劇のいまの演目を紹介していました。きっと、連携してるのでしょうね。


独自のメッセージ・は、帰れなかった理由・帰れた理由に感じました。
そして、「オズの魔法使い」のおはなしそのものにも、今回新たな発見が。かかし・ブリキ男・ライオンはみな「俺はこんな奴だ」と思い込んでて、それが枷になっている。でもドロシーだけは、まわりから「あなたはこういう人」という決め付けられているように感じ、「ほんとの私はそうじゃない!」と反発している。その反発が、かかしたちを動かす原動力になったんだなぁ・・・と。
そういえば先日、茂木健一郎さんだったかが、欠落が夢への原動力であることを、オズの魔法使いを例に出してつぶやいておられましたね。


パレードルート沿い、スイートパーラー前に座る。
14:00-30 ビリーヴ 鑑賞。 度肝を抜かれました。涙が止まらなかった。
こんな狭い場所で、どうやってパレード?!?・・・想像を超えてました。
TDRが好きな人に分かりやすく言えば、あのフェストオペラを、大規模ショーに進化させた感じ。


16:10-45 CLUB KITTY ゲストの小学生くらいのダンスユニット、すっごくうまかった!
ベストダンサーを選ぶ・という仕掛けが、どのくらいうまく機能するか次第かなぁ・・・。
菊島久取締役、魅力的なひとだった。


メルヘンシアター入口上、迷路の袋小路のような魅力的な空間で、ちょっと休憩。



美点

  • スタッフ・演者のモチベーションと力量の高さ
  • ライブショーの質の高さ
  • ピューロビレッジのつくりこみ
  • 外部と連携
  • エンタテナーをユニークな個人としてアピール
    • ポスター、プログラム(かなり立派なものを無料配布)、ショー公式ガイドブック

難しさ

  • 演劇的空間の中で、食事をしたり買い物をしたり・という体験は出来ない。
    • おおきなレストランとショップは、ピューロビレッジとは切り離された空間にある
    • ピューロビレッジと、それ以外の空間とのつくりこみの落差。
    • 順調に客数が増えていたら、順次つくりこまれた空間を拡張する予定だったんじゃないかなぁ・とは感じました。
    • みやげものやさんの更に奥、外から観ると円形劇場のような建物があるなぁ。
  • 誰に勧めるか・悩みます。
    • 幼稚園・小学生のお子さんがいる家族には、お薦め
    • スリルライドがないから、ふつうの学生・独身者には薦めにくいかなぁ。キャラクターショーになじみのあるひとなら、きっと楽しめるけれど。
  • キティちゃんは、2D前提でデザインされてるなぁ
    • ミッキーのライブキャラは、顔の角度で表情を付けられる
  • キャパシティは、そう大きくはない
    • 混雑時は大変かも。あ、だからレストランとショップを、切り離した空間に置いてあるのかな。

連想したこと

  • 宝塚ファミリーランド、一度だけでも行っておけばよかったなぁ。
  • この規模のテーマパークを軌道に乗せて運営するノウハウを確立できたなら、手塚治虫ランドとか、ジブリワールドとかも、可能そう。
  • いろんなエンタテイメントの、入口として機能していそうだなぁ


夕食

18:27 小田急多摩センター発 8000系
小田急もすっかり、銀色の電車だらけになってしまった。そういえば16日で、5000系とHiSEとあさぎりが引退するんだっけ!

新百合ヶ丘 LSEがなめらかに通過。