自転車事故対策、ついに具体化

ここ3年ほどだろうか、新聞でも熱心に取り上げられていた、自転車事故対策。
自転車レーン設置試行などを経て、ついに昨日、警察庁が「自転車交通総合対策」をまとめ、全国の警察本部に通達したとのニュース。

 「自転車通行可」の標識がある歩道は全体の46%を占める。このうち幅3メートル未満の歩道について警察庁は、自転車の走行を原則禁止する方向で検討するよう指示。ただし、幼児やお年寄りは除外し、車の交通量が多く車道走行が危険な場合なども例外と位置付ける。どの歩道を見直しの対象とするかは交通事情に応じて各警察本部が判断する。

 また、自転車が通行しやすい環境を整備するため、縁石などで車道と区切られた自転車道や、自転車専用通行帯(自転車レーン)を増やすことも総合対策に盛り込んだ。

 街頭での取り締まり強化も指示した。速度を上げて走る自転車は車道を走行するよう指導し、やむを得ず歩道を走る場合は徐行するよう注意する。注意に従わなかったり、ブレーキをつけないピスト(競技用自転車)など悪質な違反には交通切符(赤切符)を切って摘発する。

別記事では、

  • 横断歩道からの、自転車通行帯の撤去
  • 自転車通行量が多い道路は、車線を減らして自転車通行帯を設置
  • 学校と連携して自転車運転教育普及

についても書かれていた。


とても妥当な形でまとまったと想う。良かった・・・。
これなら、走りやすく、加害者・被害者になりにくい形で、走行環境整備が進むだろう。
震災後、自転車通学・通勤者が飛躍的に増えたことについても多くの記事で触れられていた。
ロンドン・ニューヨーク・パリなどのように、オランダ並みの自転車環境が急速に進むといいなぁ。