歴史秘話ヒストリア▽彫った!祈った!戦った!〜乱世のトップランナー 仏師・運慶

巨大仁王像の作者、鎌倉初期の仏師・運慶。乱世の中、不遇な青年はなぜ仏像に新風を巻き起こせたのか?常に改革を目指した運慶の生涯を通して仏像の魅力を楽しくご紹介!
東大寺南大門の仁王像の作者として有名な、平安末〜鎌倉の仏師・運慶。不遇だった青年は乱世のなか、ハングリー精神を武器に表舞台へ飛び出した。仏像の目力を強めるために用いた、秘密の先端技術とは? 巨大プロジェクト・仁王像建立での驚くべき、大胆なこだわりの決断とは? 晩年にたどりついた究極の表現の境地とは? 運慶の名作の数々と、常に改革を求めて挑戦し続けた生涯を通し、仏像の魅力や楽しさをわかりやすく紹介!
出演
【キャスター】渡邊あゆみ

いやぁ、観てよかった。
作品の力が凄い。


平安貴族のもと、数々の仏像を製作していた京都仏師。
一方、奈良仏師は、当時古い仏像を修理するくらいしか、仕事がなかったんだそうな。


ハイテク、玉眼。
当時の流行の、力みが抜けた穏やかな姿と対比的な、力のみなぎった仏像。


東国武士とつながりができ、奈良仏師は制作依頼を次々受けるようになった・・・ふむふむ。


日本仏像の歴史を、実物を示しながら紹介。わかりやすい・・・。

  • 渡来
  • 奈良時代・多様な、力感あふれる像が
  • 平安初期 木像に
  • 平安中期 定朝が、今に続く仏像の典型を確立。富士山噴火などで不安な時代・仏像大量製作→寄木造りの開発。


修理で親しんだ奈良仏像の力強さと、寄木造りとが、運慶の作品に影響している。


ええっ、あの巨大な東大寺南大門の仁王像、2ヶ月しか制作期間なかったの!?!?!
3000もの部材から成っているのか・・・。
完成直前で、更に手を加えて完成度を高めていることが、解体調査でわかったそうな。


仏像、素敵だなぁ。
昨夏、実物をこの目で観たものも、たくさん紹介されていて。
そのときの実感と、その背景や歴史的流れとがつながった。