NHKスペシャル「ネットが革命を起こした〜アラブ・若者たちの攻防〜」再放送

エジプトやチュニジアで相次いだ政権崩壊。大きな役割を果たしたのがインターネットを駆使して言論統制を破った若者だ。中核メンバーへの取材から知られざる攻防に迫る。

エジプトやチュニジアで相次いだ長期政権の崩壊。大きな役割を果たしたのが“フェイスブック”や“ツイッター”など、新たなインターネット・ツールを駆使して言論統制の壁を破った若者たちだ。弾圧によって押さえつけられた民衆の怒りは、ネットでどのように増幅し、それを潰そうとした政権に対して若者たちはどう闘ったのか。初めて語る中核メンバーや政府関係者への取材を通して政権崩壊までの知られざる攻防に迫る。

日曜夜放映分の再放送。
よくぞ密着取材できた・・・凄いぞNHK。

海外メディアの存在が、彼らの安全の担保にもなっていたであろうことは、リビアの現況を見れば感じられる。

どちらも核心人物への取材。
エジプトは、リアルタイムの映像。その日常っぷりが、貴重。
チュニジアは、その時を再現してもらって。感情のよみがえりが、こちらにもビンビン痛みが響いてくるほど。もしかしたらリアルタイムだと、もっと判断すべきこと、身を守るべきことなどなど山のようにあって、冷静なものなのかも知れない。こうしてあとから振り返ったほうが、痛烈によみがえってくるのかもしれないなぁ・・・。

CGをつかうなどして、ネットの動きやハッカーグループの活躍を、TVをらしく視覚化するわけだけれど・・・カッコ良すぎるし誤解を招きそうだし、演出集が鼻についてしまう。
当事者の方々の表情や、現場の緊迫感に比べると・・・嘘臭い。
でもなぁ、視覚化せざるをえないんだろうなぁ。なにか良い手法はないものか。