日本の、これから「無縁社会 働く世代の孤立を防げ」
将来の“無縁化”不安が働く世代に広がっている。20年後には3分の1以上が単身世帯と推計されている。なぜ若者は社会とのつながりを得にくいのか。市民たちが議論する。
“将来、無縁化するのではないか”。そんな不安が、働く世代に広がっている。標準とされた「夫婦と子どもからなる」世帯数を「単身」世帯数が上回り、20年後には3分の1以上が単身世帯と推計されている。“無縁化に陥るリスクが高まる”と専門家は指摘。なぜ働く世代の人が、社会と縁を結べなくなっているのか? 「無縁社会」に備えるために、制度・仕組みはどうあるべきか? 一人一人は、何ができるか? 市民が議論する。
出演
【ゲスト】みずほ情報総研株式会社主席研究員…藤森克彦,NPO北九州ホームレス支援機構理事長…奥田知志,株式会社ザ・アール代表取締役社長…奥谷禮子,批評家…宇野常寛,【司会】三宅民夫,黒崎めぐみ
今回が、最終回だそうな。
新年度から、もっと突っ込んだ新番組を始めるそうだが、切れ間が出来てしまうのはもったいない・・・。
今回も、紛糾しかねないテーマを、巧みにさばきながら、網羅的に、最大限建設的に、進行されていた。その力量は凄い。
なにが課題なのか、どんな解決策がありえて、なにを検討せねばならないのか、それは明確になったように感じる。
社会的支援の構築は、必須。
なぜならこの問題は、日本が産業構造の転換期を迎えていることと、兄弟の数の減少とによって、必然的にもたらされているから。
今の60代以上の方々の多くは、兄弟の数が4人以上居る。しかし、50代から下は2人以下が大半。格段に無縁化しやすくなっていく。
さて、では自分個人のレベルでは、なにをすればよいか。
番組のくくりに沿って、2ジャンルで考えてみる。
- 物理的な部分=”支えられていない”・・・”健康で文化的な生活を営む権利”を持っているわけだから、不測の事態に陥ったときは、これを堂々と行使する・と腹をくくる。その覚悟を基盤に、自分の特性を最大限活かせる他者への貢献を実行する。そして、それがビジネスとして成立するように工夫する。
- 精神的な部分=”必要とされていない”・・・必要とされなければいけない・という思い込みから自由になること。これが一番根源的な解決策だろうなぁ。