咲くやこの花

鳴海璃子ちゃんって、作品ごとに顔つきが変わるなぁ。もし街角ですれ違ったとしても、僕は、きっとわからないだろうなぁ。

ワンダーワンダ フリーダイビング

過去100mを超えたダイバーは、わずか12人。哲人のような風貌。(月面に降り立った人も12人)
からだを水面にしばし浮かべ、水に慣らしてから潜水開始。
美しい青のグラデーションの中を、人魚のように進んでいくダイバー。
普通のタンク潜水では30m。特殊なコンピューター制御のタンクで70mまでもぐり、進むフリーダイバーを撮影。フリーフォール状態。グランブルーへと沈んでいく。


ブラックアウトへの恐怖はないんですか?・・・ある。でもそれよりも、海の素晴らしさの魅力が勝る。
帰る瞬間は、直感。いけそうだなとか、今日はここまでとか、動物的な本能で。


適応
ブラッドシフト・・・血液を脳と肺に集め、少ない酸素を有効に使う。イルカなど海の哺乳類にもみられる。
横隔膜が柔らかく、腹をへこまして
肺を胸の奥に押し込んで半分のサイズにすることで、水圧との差を小さくする。

潜るとき気をつけていることは、下記3つのうちどれ?

  1. 記録をイメージしている
  2. タイムをカウントしている
  3. ボーっとしてなにも考えないようにしている

正解は3.。脳みそが酸素を消費をしないよう、なるべくなにも考えない。直感に任せる。

バハマ、ディーンズブルーホールでの世界選手権。

篠宮さん、メダル獲得へむけ、耳抜きのタイミングを変えて練習。なかなかうまくいかなかったが、最終日についに100m超え。
世界で初めて100mを超えた伝説のベテランダイバー。おもりを使う別競技で、ブラックアウト・脳障害で半身不随に。驚異のリハビリで現役復帰

一度グランブルーを超えて、戻ってくるあの快感を知ってしまうと、またやりたくなる。

君たちに明日はない

人生にとって、仕事とはなにか。
なぜ、その仕事を選んだのか。
ひとと寄り添う。

社長:俺たちの仕事は、生きるべき人生に誘導してる、と言えるんじゃないか?
主人公:・・・たとえ相手が死を選んでも、ですか?
社長:そうだ。

・・・はたして、どうドラマは進むんだろうか。


お葬式のシーン、バーや食事のシーン、面接のシーン、
たたずまいの演技。見ごたえがあった。

追跡AtoZ 言語力

言語力とは・・・知識・感性・思考を整理し、伝達する力
街角で、「日本の好きなところを説明してください」・・・できない。
サッカー2006ワールドカップ日本チーム敗因分析・・・”選手が自分の意思をつたえることが下手”
旭硝子での技術伝承・ベテラン技術者の言語力向上研修
・・・うーん。こんなにみんな、下手くそなものなのか!!!うわぁ・・・・・。


なぜ日本人は下手か。阿吽の呼吸で、人の気持ちを察しあう文化が影響している?!?


近年、ますます言語力が低下。
システム開発会社。知識があり、資格を複数持つ優秀な若手社員でも、議事録が40分たっても、一文字もかけない。
携帯のメールは、小さい画面で、思いついたことをバタバタっと打つ→起承転結が、ない。


一方で、言語力の必要性は向上。
多様な状況、どんどん変化。以心伝心で想像・伝達できる範囲を超えちゃう。


清風高校の言語力向上教育


ドイツの取り組み。サッカーの練習中、なぜいまボールを取られたんだろう。抽象画を見て何を感じるか。論理的に説明し、ほかの人と違う意見を言う訓練。
”農業”ときいて一分で思いついた言葉で説明する訓練。
→言葉を使い、表現をまとめ、発表することへの自信ができる。それは人間形成にも大きく影響する。
ゲストのアートディレクター・佐藤さん、

面白い教育だと思います。日ごろ僕がやってるような・・・クリエイティブシンキングに近い


・・・日ごろ、創造力を磨くためにどんなことをされてますか?
自問自答することで、考えが深まる。ピントがシャープにあっていく。すると、相手に素早くきちんとつたわる。

オシムさん

教育のせいもあるのかもしれませんが、
誰もが自分の考えを言葉にすることを恐れてます。
いい例がミーティング。監督やコーチが一方的にしゃべるだけ。

本田選手・オランダのサッカー二部リーグで、キャプテンとして活躍。
ブロークンな英語で、一生懸命主張。と同時に、日本人らしく、相手に応じた言い回しを自然にできる。

普通のキャプテンは、主張してばかりだけど、
彼は、よく聴いてくれる。サッカーのことも、それ以外のことも。


佐藤さん

日本人は察する能力が高い・デリケートな感性を持っている。
それを生かせば、きめ細やかなコミュニケーションをとることができる。本田選手のように、タイミングとか、言い方とか。
長い歴史で培われているので、わかりやすきひとにつたえようというスイッチを少し入れれば、とても良くなるんじゃないか。
相手がわかってくれるんじゃないかという甘えがある。そこをきっちりしていけば。これだけグローバル化してると、バックグラウンドが共有できない。