オーストラリアの状況

対応が後手に回り、みすみすウイルスの蔓延をまねいてしまったように、僕には思えていたオーストラリア。
でも、現地の空気はこんな感じらしい。

 インフルエンザ先進国であるはずのオーストラリアの一部の混乱は、このウイルスによる症状が軽い事に遠因があるように思います。どこまで規制するかで常に意見が分かれ、更に不況下にある観光業から圧力がかかっています。
 また国民が結構知識を持っていることも裏目に出ている部分があり、現在感染が進んでいるメルボルンでは一方でFlu party(インフルエンザ・パーティー)なるものが現れ、政府が自粛を呼びかけました。これはウイルスが弱毒性のうちに罹ってしまおうというもので、一部の親に見られました。昔の日本にあった「麻疹をもらう」と同じ発想です。
 国全体としても、フットボールラグビーの試合をどうするか結論が出ていません。つい最近メルボルンで試合をしたクイーンズランドの選手が感染しましたが、結論は未定です。根底には自己責任の西洋の文化と、楽天的なオージー(オーストラリア人)の文化があるように思います。

おとなだなぁ。