素敵キャストさん もうおひとり退職日

一旦感動のお別れをしたんだけど・・・
なんだか呼ばれてる気がして。
最後の瞬間がとっても暖かいものになるような気がして。
舞浜へ。
ぎりぎりラストオーダーに間に合うかなぁ・・・と思ってましたが、間に合わず。

21:32 舞浜着

TDSへ。かなりのにぎわい。
でも、SSコロンビア号に近づくと、もはや人影まばら。
テディ・ルーズベルトラウンジの様子を、そっと伺う。カウンター、空いてる椅子が無い!(^^)
見知らぬ同士、多様な人たち。けれど、まるでひとつの仲間のよう。
まるで、静かな霧の夜に、暖かくともる白熱灯みたいだなぁ。


誰も居ない船首デッキから、しばし景色を眺める。遠くきらめく湾岸の光、TDLから帰路につく外周道路いっぱいの車たち、ひんやりとした秋の空気。涼やかで、静かで、物寂しい美しさ。人影は見えないけれど、たくさんの幸せが流れているのを感じる。お客さんの、そして、創り手の。


そろそろ閉園10分前。
テディから出てきて、入り口で記念写真を交代で撮ってるご家族に声をかけ、シャッターを押してさしあげる。

レジのキャストさんに声をかけ、入店。おぉ!やっぱり友人たちも居た。

穏やかで、なごやかな空気。大多数は今日はじめてお会いする方々。
あぁ、このキャストさんは、こういうつながりを築いてこられたんだなぁ。
きっと、今ここにお越しになれなかった沢山の方々とも。


いよいよ閉園時間。退職されるキャストさんが最後のカクテルをシェイクし、注ぎ終えたところで、ふわぁっと全員拍手。

仰げば尊し」をゲストみんなで歌う。ご卒業おめでとうございます!

あぁ、僕はこの拍手をするために、そして、この歌を歌うために来たんだな(^^)

22:54 舞浜発


素敵キャストさん、たくさん居らっしゃいます。
みなさん、たぁくさんの幸せを提供しておられるはず。僕が目にすることが出来た何十倍も何百倍も。
そして、たぁくさんの素敵な思い出を、たぁくさんの人々のこころに刻んでいるはず。僕や、僕の友人たちに対してだけじゃなく。
今回、ひとりの人が成してこられたことの、その集大成を、ひとつの実例として垣間見ることができました。ちょうど、ショーやアトラクションの最終回に、その存在意義が顕わになって輝くみたいに。
空間的・物理的に、こういう機会って、なかなか得がたい。テディならではとすら言えるでしょう。素敵な場を作ってくださった、スタッフ・ゲスト、全ての方に深く感謝いたします。