NYの鉄道ターミナル2つ
グランド・セントラル・ターミナルとペン・ステーション。
あきれるほど大規模・・・大阪の戦前建築に目を見張ってる場合じゃないほどに。
往時の鉄道の勢いと、NYのパワー。
特に、1960年代に取り壊されてしまったペン・ステーション。そこに到着し、また、そこから旅立つとき、NYへの印象は深く刻まれただろうなぁ。まさに玄関口。
建て替えを批判した歴史家の言葉が秀逸。
かつて、あの駅に降り立ったとき、
私はGodになった様な気がした。
今、あの駅に降り立つとき、
私はratになった様な気がする。
グランド・セントラル・ターミナルの革新的設計。
その1要素、大通りを高架で迂回させ、2階層の入口を創る・・・は、今、空港建築の多くに取り入れられている・・・なるほど。
そして。
かつて、国際客船航路の埠頭や、長距離列車の駅が果たした役割を、今は空港が果たしている。
・・・往時の国際客船ターミナルがどんな建築だったか、今度調べてみよう!
移動する人数は飛躍的に増えたから、空港ターミナルは往時のそれらよりも、さらに大規模。
やがて時代が変わったとき、空港ターミナルは歴史的建築として惜しまれるようなものに、なるだろうか?
・・・ならないような気がする。それは、都心から離れているから、生活との密着感が無いせいだけではなく。