新シルクロード総集編1

西安に立ち並ぶ高層ビル・高層マンション・走る高速道路。ライトアップされた仏塔の前で踊る噴水。びっくり・・・
でも、市場の賑わいや、田園地帯での発掘風景は、19年前と変わんないなぁ。

  • 砂漠の中を、切り通しと土手とでまっすぐに突っ切る、路側帯をたっぷりとった2車線道路

ルート66って、こんな感じだったのかなぁ。

絵師や僧侶が暮らしたとみられる、北窟
砂漠の中の無数の墓

  • 砂漠の中、なだらかな起伏に沿った路肩の小さい2車線道路

路面が西日に光る。19年前、敦煌周辺の道路は、こんな感じだったなぁ。

高さ10mの城壁と、仏塔だけ残し、砂にもどった大都市。
http://ikokunotabi.web.infoseek.co.jp/karahoto/kara5.htm
黒河のデルタに栄えた街だったが、寒冷化で氷河が溶けず、乾燥化し、滅亡。そのすさまじい砂嵐。
今、黒河は北に流れを変え、そこにオアシス ヘチナが。ここ数年、河の水が枯れている・・・ヘディンがこの世の楽園と称えた森が、枯れている。
上流500kmに堰やダムが。中流域開発の結果、下流に水が流れない・・・利水権という概念や、国家的調整が無いんだろうなぁ。
オアシスを捨て、街へ移住する家族。遊牧民族の美しい伝統衣装を着、別れの杯を交わす。これを取材させているということは、何とかする気はあるのだろう、たぶん。

  • 青空の下、雪をたたえた山岳地帯に迫る道路。

トルファンからウルムチへの道路は、こんな感じだったなぁ。ロッキー山脈へと向かう道路も、こんな感じじゃなかろうか・・・なぁんて想ったっけ。

チベット仏教の大きな仏画
高原の道。菜の花。青い空。青い湖。
なだらかな起伏の美しいハイウェイを、五体投地で進む巡礼者。

砂漠の墓地の発掘作業。
昨夏、神戸で新シルクロード展を観ただけに、感慨深い。
4000年前の小麦。

  • 砂漠公路

10年前建設された、タクラマカン砂漠中央を南北に縦断する道。
両脇を緑に守られている。その不思議な眺め。
2000年前のひとびとが、砂漠の中に延々と建設したのろし台と、おんなじスピリット。