シンフォニーヒルズ少年少女合唱団 第10回定期演奏会

http://www.k-mil.gr.jp/program/symphony/2014/0323.html
また、更にうまくなってる!
音程とハーモニーが正確で美しい。発声も、味を残しつつ綺麗。


そしてなにより嬉しいのは、
あぁ、これならずぅっと続いていくな、どんどん経験が蓄積され、引き継がれて、ますます磨かれていくな、というかたちが出来上がっていたこと。
小学校低学年・高学年・中高生 というチーム分け。それぞれの年代ならではの持ち味を活かした表現に挑み、相互に影響しあうことで、幼い子は音楽の楽しさと成長への憧れを感じ、年長者は探求とリーダーシップとを身につけてる。
そして、あわさって一つの曲をやった時の厚み。卒団生も加わった時には、ますます。


一曲目、まだホールの空気もあったまっていないのに、よく響く声に驚いた。
緊張からか、指揮者の意図よりも小さめの変化しか序盤はみせていなかったけれど、「もしも歌がなかったら」で、ワンブレスで、すぅっと絞ってふわぁあっと膨らませた、その音量変化があまりにも気持ちにぴったりで、それだけで思わず涙がこぼれた。実に見事だった。
クリスマスコンサートで見事だった「ほたるこい」、大ホールの空間で響く明滅は、ぞくぞくするほど幻想的だった。


でもなんか、いい子ちゃんになってしまってお行儀良すぎるかな・みたいにも感じたところで、
委嘱初演の「世界の音楽家図鑑」
シンフォニーJrらしい曲!
バッハ、ベートーベン、モーツァルト、ロシアの作曲家達 の旋律を引用しながら、ユーモラスな歌詞で彼らのひとがらを紹介する。


スピーチもアナウンスも演技も、みな堂に入ってたのは伝統かな。
これからも楽しみです。