肌寒い曇りの一日。
空いているであろう舞浜、でもなぜか出かける気になかなかなれず。
自転車でいったん漕ぎ出したものの、駅近くの100円ショップだけのぞいて、Uターンして戻ってきた。

白熱教室JAPAN 慶応大学ビジネススクール 第1回 ▽どちらを選ぶ?

今回から登場するのは、慶應大学ビジネススクール。同校は、アメリカのハーバード・ビジネススクールをモデルに設立され、授業もハーバードにならい“ケースメソッド”という討論形式で行っている。ケースメソッドの第一人者・高木晴夫教授の講義のテーマは、組織マネジメント。企業など組織は、どうすれば成果を生み出せるのか。実際に起こった事例を題材に、議論してゆく。第1回は「リーダー論」。
出演
【講師】慶応義塾大学大学院教授…高木晴夫

高木先生、板書がうまい! 的確な場所にグラフィカルに、的確な言葉で。
生徒たちも、経営者を目指すであろうだけに、しゃべりが達者。


VHS開発チームのリーダー、高野さんと、
WindowsNT開発チームのリーダー、カトラーさんの、
リーダーシップスタイルの違いと、特性について、
質疑を交わしながら分析し、検討していく。

  • チームエフィカシー(チーム全体が”やれる!”という機運で盛り上がる状態)が発揮されるのに必要と想われる4つの要素
  1. 制御体験・・・この事態を過去制御しえた・という過去の成功体験
  2. 代理体験・・・こうすればうまくいくんだ・という仲間や上司の成功体験
  3. 説得・・・お前ならできるとか、やるぞとか
  4. 生理的状態・・・あまりにも疲弊して、脳内麻薬がきかない状態にまでなると駄目。

あぁ、なるほどそれはそうだ。


終了後の教授の話が面白かった。

面白かったのは、今の日本で創造的な仕事をするには、高野さん的なスタイルでなきゃ・・・という意見が、学生たちには強かったこと。
部長クラスに聴くと、カトラーさんスタイルじゃなきゃ・・・という意見が多数。日々、より少ない人で、やるべきことを短期間に・ということに頭を悩ませていて、そのためには少数精鋭で目標を明確化して一気に・というやり方でないと駄目・という。

んー、実際のところ、どうなんだろうなぁ。
プレッシャーの中にいると、カトラー型=お金と圧力でコントロール を採用しがちになるのかな。
でもほんとの創造性って、損得や力では引き出せないように、僕は体験的に想うんだけどなぁ。
損得ベースで行動させると、発想の転換が起きにくい・という実験結果もあるようだし。

ビジネスだから、人間のドロドロの部分をコントロールしなければいけなくて。
教室でも理論は教えます。
そのうえで討議の部分では、その人間的なドロドロをこそ扱う。
俺ならこうする、こうしない、こうしたい。
カトラーさんのことを話しながら、頭の半分は自分のことを考えている。それが訓練になっていきます。

まさにその通りの授業でした。

江〜姫たちの戦国〜(5)「本能寺の変

ついに、本能寺。
なぜ、光秀は信長を討つに至るのか。
光秀はどのように「敵は、本能寺にあり!」を言い、
信長はどのように「是非に及ばず」を言うのか。
・・・この日本史最大の劇的事件を描いた小説・ドラマ、みなここに、それぞれの解釈をのせてきた。さて、今回は?

憎まれ恐れられるものは、わしひとりでよい。
しかるのち、泰平の世が来ればそれでよい。
己の信じる道をゆけ、江。
想うておるより時は早い。人生は短いぞ。

ひとに容易に打ち解けぬ、殻をまとうておる。それが人物を小さくしておるのじゃ。それに自分が気づき、脱ぎ捨てねばならぬ。
わしに万一のことがあれば、後を託せるのは、明智光秀ただ一人なのだからな。

・・・しびれた。そしてなるほど、あの時点ではその通りだったであろう。

殿!お手が静まっておりまする。

そして・・・この瞬間のために、この光秀像の役作りをしてこられたんだなぁ。

敵は本能寺にあり

その決然とした、雄々しい姿。


このさらりとした

是非に及ばず

これまでよう仕えてくれた。さらばじゃ。

これも実に味わい深い顔だった。


そのあとが、えーっ、いきなりファンタジー!?!・・・

イ・サン

江〜姫たちの戦国〜(5)「本能寺の変」BSで

先ほど見た時は、今一つ気に入らなかったファンタジーシーン。
なかなか素敵と、今回は感じた。


いやいや、
馬のシーンでは、なかなかしっくりどころか、今回はぐっと来てもらい泣きしてしまった。
参りました・・・樹里さん・トヨエツさん・脚本家さん。

蒼穹の昴(19)「急ぎすぎた改革」