検察と政治

伊勢電気鉄道について調べてて、戦前の2大政党の政権交代と、検察・警察が露骨に関連してたことを知った。
政権交代の途端、県知事も警察署長もみな変わる。
そして、政敵を没落させるべく、前政権の汚職事件を徹底的に捜査する。
同時に、ライバル会社に露骨に支援を要求し、便宜供与する。


そういえばニューヨークもこの時代までは、ダマニー協会という露骨な集票マシンが活発に動いてたんだっけか。
資本主義と議会制民主主義が、そういう発達段階にあった時代だったんだろう。


今は、ここまで露骨じゃないよなぁ・・・と想ってたら、あらら。尖閣諸島の中国漁船船長を。
検事が「日中関係を配慮して」と言ってはまずいだろう。しかも記者会見で堂々と。
政府高官が「検察は政治的判断をする」と言ってはまずいだろう。非公式発言であろうとも。


日本を、法に照らして公平に平等に、すべての人が扱われるべき社会・・・でなくしてはいかんだろう。
危ういなぁ。