谷啓さん死去

なんと・・・。


実はここ数時間、スタテンアイランド・ラグタイムバンド: TDR航海日誌2の動画、”Ice Cream”の素晴らしい演奏を観て、ジョージ・ルイス バンドの演奏が聴きたくなり、名盤"Jass at Ohio union"のCDを探したら、なんとどうやら廃盤になってるらしいことを知り、びっくりしたところでした。


そういえば。
7年前、ロス・トレス・アミーゴスがディズニーシーで演奏されたときには、客席によく、僕よりも15-30歳年長の方が居られて、「懐かしいわねぇ」と聴き入って居られました。
でもふと気づけば、最近はお見かけしない。僕と同世代以下のゲストばかり。


時は着実に流れているんですね。
大好きな人も、いつかは亡くなり、
大好きなスタイルも、いつかは廃れていく。


デキシーランドジャズもスイングも、一旦廃れて、
私の親世代の青年時代にリバイバル
で、幼い頃の僕も聴いていてなじみがある。
でもさすがに、僕の子は、あまり聴いたことがないはず・ディズニーランド&ディズニーシー以外では。


クレイジーキャッツの音楽も、20年ちょっと前にベスト盤が出たりメドレーがつくられたりして、再注目を浴びました。
そのエッセンスは、若い世代に受け継がれていくんだろうなぁ。形は変わっていくのでしょうけれど。
ビッグバンドビートのブラス隊の方々も、きっとクレージーキャッツ、お好きなんじゃないかなぁ。


諸行無常諸法無我 かぁ・・・。
4〜10年前の日本に生きていたからこそ、あの時代のNYやニューオリンズを再現した街並みで、こういった素晴らしい演奏を生で聴くなどという贅沢な体験が出来たわけで。だからこそ、カセットテープ再生機がどんどん壊れていっても、デジタルに移行する欲求が起きずに済んだんだよなぁ。
でももうそろそろ、そんな贅沢もおしまいなのかもしれない。
"Jass at Ohio union"や、"クレージーキャッツデラックス"のカセットテープを、デジタル化しなきゃ(^^;