ミッキーマウスレビュー最終日

18:32 舞浜着 妻は友人と、ホテルサンルートへ。

サルササルササルサ

シンドバッド

ストリート・シークス

ブラヴィッシーモ! 荷物埠頭上階段から
花火中止
TDL
ミッキーマウスレビュー前のひさし下は、いっぱいの待ち人。
「申し訳ありません、締め切りました。いまいらっしゃる方も、全員観られるかどうかわかりません」
ぅわ、もう観られないのか・・・と思ったら、こちらは最終回待ち。
「こちらから、もうすぐの回、ご案内です!」・・・良かった。

21:15 ミッキーマウスレビュー ウェイティングルームは、どんどん一杯に。久しぶりだなぁ、こんなに混むの。それぞれ、思い出を語ったり、壁画やWCプレートの写真を撮ったり。愛されてるなぁ・・・。

映画は後ろの壁沿い・左端に立って。ビデオ撮影を希望するお客さんに、みなでつめたり・入れ替わってあげたりして場所をつくってあげながら。会場いっぱいの、一心に映画を見つめるゲストたち。
メインショーは、最後列やや左から。全体をこうして眺めるのは、これが最後だなぁ・・・一番後ろだと、音が明瞭に聞こえる。定位がはっきりしてて、ほんとに人形が歌い・演奏しているかのよう。森の奥行き、場面の転換、曲のつながり。見事だよなぁ・・・。9割はいったお客さんそれぞれ、思いをこめて見守ってる。「液晶画面・携帯での撮影は」のアナウンスがたびたび入ったのは残念。ドナルドの”おしまいだよ”も、こんなに明瞭に聞こえたんだ・・・。
キャストさんに手を振りながら出てきたら、おや、もう一回入れそうだ!すぐ入り口へ。
21:50-22:07 ミッキーマウスレビュー 最前列左から3席目。優しい気持ちにあふれた、演奏会でした。会場を見回すと、みな一心に集中して、心に刻み付けてる。それぞれに、それぞれのお別れ。「液晶画面・携帯での撮影は」のアナウンスが無かったのも嬉しかった。
出口前には、たくさんのゲスト。僕も合流して最終組を見守りたかったけれど、混乱を避けるためか、人垣を作ってハニーハント側へと誘導される。ちょっぴり事務的でドライな雰囲気。
どのアトラクションの最後も、それぞれ違ったけれど、
今回は涙の無い、優しくて・ほの暖かくて・さりげないお別れでした。映画の千秋楽のような・・・最終組を見守ってたら、また感慨が違ったのかな?・・・いや、たぶん、僕は涙とは無縁だったろうなぁ。
先日、これがラストかも・・・と思いながら見たときには、アリスのあたりでぐっとせつなくなって、ちょっぴり涙ぐんだんですが、きょうはそれよりも、暖かさと寂しさのほうが強かった。ほぼ満席のお客さんと一緒だったからかもしれません。
お客さん同士の、さりげない思いやりが、たくさんみられました。
懐かしくて、楽しくて、ひとりひとりの思い出にそっと触れてくる、あのアトラクションらしい最終日だったなぁ。


思うんです。こんなにたくさんのゲストのこころのなかに、しっかりと世界を築き上げるアトラクションは、凄い。
そして、自分のこころの中に生まれた世界を、しっかりわかっていて、それぞれきちんと大切にするゲストも、もっと凄い。
だからこそ、どのアトラクションも、それぞれ、それぞれらしい千秋楽を迎える。


今、YouTubeで最終組の動画を、ラストだけ観ました。
最終組も、僕たち同様、演奏会を見守りながら、最後は手拍子で。
もしかしたら、長時間待ってたかたたちだけに、”お祭り騒ぎ”みたいになっちゃった?・・・なんて、ほんのちょっぴり懸念してましたが、むしろ最初っから手拍子ではなかったところなんて、僕たちの回よりも、よりミッキーマウスレビューっぽかったかも。


いいアトラクションでした。
ああいう手のかかり方をした作品は、もう二度と現れないだろうなぁ・・・
もしかしたら、ASIMOたちを応用して、舞台いっぱいを広く使ったショーを観られる日が来る?・・・いや、それならライブショーにしちゃいますよね。
フィルハーも名作だけれど、どたばた喜劇で、あの淡く懐かしいミッキーマウスレビューの風合いとは、全然違うもんなぁ・・・。
お気に入りの絵本をなくしてしまったような、そんな気持ちです。
その絵柄も、おはなしも、はっきりと自分の心にあるんだけれど。今読み終えたばかりのように。

22:36 舞浜発