特集ワイド:裁判員制度を前に ある「教戒師」の四半世紀−−住職・足利孝之さん - 毎日jp(毎日新聞)
住職さんの写真の、まなざしが澄み切っていて、深い。
生命の重みを知る人の深さなのかも。


裁判員制度が、明日から始まる。
人生の重みと向き合うことを、これまで私たちは、プロにお任せしてしまってきたのではないか。サボってきたのではないか。判断停止してきたのではないか。
モンスターペアレントも、インフルエンザヒステリーも、たくさんの人々を自殺に追い込んでしまうのも、ここに、原因の根底があるのではないか。
”主体的に、覚悟して、人生の重みと向き合いながら、リアルな今を感じて生きる”ことをサボり、
地に足が着いていない不安を、固定観念や多数意見にすがることでカバーしようとする。
そのカバーが揺らぐと、揺らがせたものを攻撃する。


裁判員制度は、私たちの社会のあり方を、とても好ましい方向に変えていくのではないか。