スーザン・ボイルさん

 「天使の歌声」「世界が涙」−−。英テレビの人気オーディション番組で47歳の英独身女性が驚異的な歌唱力を披露、この映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿され、世界中で大反響を巻き起こしている。
 番組は11日に放映された「ブリテンズ・ゴット・タレント」。

ここ数日、とても話題になっている、スーザン・ボイルさん。いま、動画を観ました。
こころからお勧め。是非、ご覧ください。
YouTube - 歌は心【完全版】/スーザン・ボイル──Susan Boyle(日本語字幕)
ポール・ボッツさんは、自信なさげに舞台に登場し、イントロが流れたときに彼自身にスイッチが入り、その非日常的な歌声に圧倒される・・・という感じでした。
スーザン・ボイルさんは、バックステージからもう、意図が明確。”観客を沸かせる”・・・失敗したらどうしようなんて、微塵も考えて居ない。ステージに立っても、ありのままで、堂々としてます。”村”という単語が思い出せないくらいに緊張はしているだけど、かっこよく見せようとはせず、意図は明確。意地悪な質問にも、ユーモアをこめてストレートに切り返す!
そして、歌。すんなりとこころに入ってきます。そして、すぅっと涙が溢れてしまう。感情などという浅いレベルではなく、大自然から泉が沸きいづるように。


ふるまいすべて、歌の神が舞い降りているかのよう。
と同時に、それは無意識のふるまいだからこそ、彼女自身の望んでいることが、ストレートに現れていると言えるのではないでしょうか。
”楽しませる。大観衆を沸かせる。うたのこころを伝える。自分の全てを使って。”・・・それが最高に達成されたからこそ、自然に舞台から歩み去ろうとした・審査を待たずに。
あの瞬間の彼女は、審査員にどう評価されるかなんて、どうでも良かったのでしょう。たぶん。


きっと、ミュージカルで活躍されるのではないかなぁ。彼女にしか出来ない役柄が、ありそう。

 お金をかけず世界の何千万人と「わあ」や「へえ」を共有できる動画サイト。明るさを拡散させようとする力が働いた時の威力に気づかされる。
 当然、80年前にはなかった。大恐慌と今を単純に比べていけないもう一つの理由。