聴覚障害のパーカッショニスト エヴリン・グレニーさん

耳は聞こえないけれど、全身で音を感じて、演奏するんだそうです。
そして、近年の若者の、イヤホンで音を聴くあり方に疑問を。

他人と一緒に音をシェアしたり、体全体で感じる経験がないと、身体機能が衰えてしまう

ライブショーならではの価値って、ここにあるように想います。
ディズニーパークに行くと、身体機能が目覚めるような気がするのは、ありとあらゆるもの・ひと・植物・空間が、五感に働きかけてくるようにデザインされているからなのかもしれません。

「子供たちは音を体で感じることが大好き。私が風船や紙などを使って『音は空気の震えなんだよ』と見せてあげると、目を輝かせます。よく『障害を持つ子に教えてあげて』と申し込みがあるけれど、果たして区分けは必要でしょうか。何ができないかではなく、何ができるか。すべてが完ぺきな人など、この世にはいないのですから」