衆議院選挙 自民党歴史的大勝

9.11テロから4年。もし、ブッシュさんが再選されず、ケリーさんが勝っていたら。
世界はまったく違うものになっていたのではないだろうか。
歴史にもしは無いけれど・・・選挙の結果って、実は重い。


小泉さんは、「自分が勝てばこうなる」という絵を、はっきりわかりやすく描いて見せた。ごく限定された部分ではあっても。そして、彼らが勝てば、間違いなく、郵政民営化だけはその形で実現されるだろう・・・と、感じられた。
民主党が勝ったとして、はたして、マニフェストに描かれた政策が、そのとおり実現できるだろうか・・・


「数回の選挙を経れば、2大政党になる」というデザインのもと、今の小選挙区比例代表併用制は導入された。
前回、選挙互助会としての2大政党にほぼ収斂し。でも、所属者の理念や考え方は、ばらばら。
今回、自民党は、少なくとも郵政に関してだけでも、議員候補のベクトルを合わせた。「前回の選挙でも、これを国民に約束したんだから。」
この、自己変革能力は凄い。
一方、民主党は、脱皮し切れなかった。そんな言い方も出来るように想う。


僕は、迷った末自民党には投票しなかったわけだが。
さて、日本はどこへ向かうだろう。内政はともかく、外交は、どこへ。
いつまでも隣国と角突き合わせていられるような時代ではない。
アフリカ・アラブに積み上げてきた信頼を、崩し去って国がもつような時代じゃない。
協働関係を築けば、東アジアって、凄い創造力を発揮できるはず。
僕は、それが喫緊の課題なんじゃないかと想うなぁ。