子犬のしつけ・・・ボスのお仕事

母がチワワの子犬を育てていて、子育てと同じだなぁと感じているそうな。
お手・伏せ・おすわり・・・といった訓練よりも根底に、もっと大切なしつけがある。
飼い主が「ボス」であるってことを、はっきり認識させること。
いくらお世話をしても、それがペットに媚びたふるまいであれば、得てして「家来」として認識されるらしい。
たとえば、ルールや基準を厳格に、明確に示しているか。見識をはっきりと持っているか。
自分自身の損得で行動しているのか、全体がうまくいくように配慮して行動しているのか、犬はすぐ見抜く。


訓練はしてても、しつけができない親が、結構居るのではないか。
ボスになりえていない、子供の家来になっている親が。


ISOのマネジメントシステムでは、上司や上部機関は「見識を示し、資源を提供すること」が役割になっている。
こまごましたことばかりに手を出して、仕事したつもりになっている上司って、多くないだろうか。
「そんなことやらなくっていいから、方針を示したり、他の部門や上層部と折衝したり、ちゃんとしてくれよぉ!!!」って叫びたくなることって、ないだろうか。


相手の望みと、関わるいろいろの状況とを俯瞰しつつ、見識をもって方針を提示し、資源を提供する。
それが、ボスのお仕事。