歴史の授業はいつも時間切れ

私自身も昔のこと、理解してないようにも
思えるし、勉強した記憶があまりない。。

大正デモクラシーより後を、歴史の授業で習ったひと、居られますかぁ?
たぶん、居ないとおもうんです。僕も米騒動やら大恐慌まで習ったところで時間切れ。


ある社会科の先生に聞いたことがあります。教えづらいんだそうです。どう教えても、父兄から批判が起きそうで。だから、最初から時間切れになるように年間スケジュールを組んでしまう。授業さえ出来ないなんて、とっても不幸なことだよなぁ。


僕は広島県出身だったので、歴史とは別に平和教育があり、一応、第2次大戦を学ぶ機会はありました。でも、県によってはまったく機会が無いそうで。
アメリカと日本が戦争をしたことを知らない高校生が居る」と話題になったのは、もう15年位前になるでしょうか。でも、あたりまえなのかも。習う機会がないんだもん。


小学校での、初めての歴史の授業。
僕は大の歴史好きでした。わくわくしながら耳を澄ます僕に、冒頭、先生は意外な話をしてくれました。それは「歴史とは何か」。

年表を見てご覧。いろんな出来事が書いてあるねぇ。
君が昨日、裏山に登った。これは出来事ではあるけれど、年表には載せないよね。
でも、裏山に上って、石を転がしてしまって、それが大きながけ崩れを呼んで、100人亡くなった・・・なぁんてことになったなら、市の歴史年表に載るかもしれない(^^;
出来事の影響や重要性を評価して、選ぶ。そして、意味づけをする。それが歴史だ。
そして、A君とB君とでは、どんな出来事を年表に載せ、どんな意味づけをするかは、違ってくるよね。
歴史って、おなじ時の流れに対して、さまざまな見方が出来るんだ。

ほぉ!そうか!!!なるほど。
このインパクトは忘れません。


いろんな見方がある、ということを許容できることって、幸せですよね。見識が深くなる。