所属意識

小学生のころ。全市が学域の学校でしたから、互いに、xx町自慢をしあいます。相手の住んでるZZ町よりも、どんなに素晴らしいかを。時には他の地域をけなしたりして。
中学生のころ。近隣の市からの生徒も加わります。AA市とBB町とCC市とで、褒めあったり貶したり。
高校生のころ。学域が県をまたぎます。市町村レベルとは別に、県単位での毀誉褒貶(^^;が加わります。県を横断して、沿海部、山間部の争い(^^;;;も。
大学生のころ。関西は、九州は、関東は・・・・・地域レベルに。


住んでる地域をほめられると、自分がほめられたような気がする。貶されると、腹が立つ。
面白いですよね。
住んでる地域が素晴らしいからといって、自分が素晴らしいわけではないのに。
住んでる地域が澄みづらいからといって、自分の価値が下がるわけではないのに。
でも、そうであるかのような気がしてしまう。


そもそも自分の特性も、地域の特性も、
ある評価軸からは善、違う評価軸からは悪。
どの評価軸からも、善悪両方の特性が見つかる。


存在そのものが、素晴らしかったり、素晴らしくなかったりするわけではない。
あるのは、「特性をどんな風に活かすか」だけなのに。


これまた「自分の生き方は他人が決める」時代のしっぽなのでしょう。