長男入学式
どんな学校かまったく知らなかったので(^^;、一度観ておこうと出席。
- 校長先生の講話
見事だった。
「自ら調べ、自ら考える」という学校のモットーが、どういう意味なのか判りやすく説き、なぜ重要なのか歴史的な視点から、印象深く語っていた。
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- 自己決定権
人に教えてもらって覚える。人からやりなさいといわれたからやる。これを、この学校では「学ぶ」とは言いません。
なぜ、自分で調べて、自分で考えることが必要か。
「自分の人生は自分が決める・決めねばならない」からです。
今は、世界中で、人間はそう生きることが素晴らしいとされています。
でもそれは、長い歴史の中で、ごく最近のこと。
ごく最近までは「自分の人生は他人が決める」ものでした。
「自分の人生を自分で決める」ための仕組みとして、民主主義が発明され、たくさんの国々に拡がって来ました。
だから、自分の目で世の中をありのままに観、どうすべきなのかを自分で考え、自分の意見を持つ必要がある。
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- 「知」の時代
アインシュタインの3論文発表から100年。その論文のおかげで物理学に新しい領域が開け、そして今、アインシュタインの理論では、説明しきれない現象が見つかってきている。これを説明できる理論を提示するのは、この中にいる誰かかもしれない。提示されたなら、また新しい世界が開ける。
京都議定書。「知」が「このままではこうなる、こうすべきだ」と見抜き、世界中がそのとおりに動く。
科学の面のみならず、文学、社会学、芸術。「知」が世界を動かす時代が、今、やってきた。
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- 素晴らしい友達がたくさん居る
その中で自分を磨いてください。
- 全体的感想
で、校長先生の語り口や物腰が、暖かくやさしいんです。長い講話を、まったく飽きさせない。しぐさの端々に思いやりがにじみ出ている。学校創設から、わずか20年少しで人気校になったのも、むべなるかな。
先生たちはちと線が細い気もしたし、生徒たちもなんとなく頼りないような気がしたけれど・・・。それだけ僕が歳を取ったということなのかもしれません。
私の出身小・中学校のモットーが「自ら伸びよ」。
出身高校には、チャイムがありませんでした。この学校にも、チャイムが無い。
とっても親近感を覚えた一日でした。桜が綺麗だったな。