老子とスター・ウォーズ

さぁ、もうすぐいよいよ、EP3の公開ですね。
純真な少年が、いかにしてダークサイドに落ちるのか。ジェダイはどのように滅び去るのか。共和国は帝国となり、反乱軍は・・・。


道・フォースとともにあれ。
物事には陰と陽の両面が必ずある。
敵は自分の中にある。
すべては己の鏡である。
たいていのことは、どのような言い方も出来る。本質はそのどれでもあり、どれでもない。
「信じられません」・・・だから失敗したのじゃ。
試すのではない。やるか、やらぬか。
恐れが怒りを生み、怒りが憎しみを生み、憎しみが苦しみを生む。


娯楽作なんだけれど・・・。


EP1、しびれました!!!「恐れを知らぬ子供のうちに、ジェダイのトレーニングを始める。」・・・という設定に。
陰を知らぬまま、陽のみを純粋培養する。そのことが、陰の台頭と、陽のあっけない崩壊をもたらす・・・はずです、EP3で。
恐れを知る年齢になってからJediの修行に入った者、二人。ひとりはアナキン、ひとりはルーク。どう違う選択をしたから、歩む道が変わるのかが、克明に描かれるはず。
そして、アナキンが居たから、ルークが違う道を歩めたということも、おそらく6作通して観た時に、明瞭に判ることでしょう。


自分を、そして世界を、特定の視点からのみ観、反する側面を抑圧し、観念どおりに世界をコントロールする。それが今、如何にたくさんの問題を生み出していることか。個人の中に、そして社会に。その投影がEP1-3。
自分の、そして世界の、ありのままの姿を、陰も陽もすべて観、喜びも苦しみもそのまま味わう。これが本質を明らかにする道。その過程がEP4-6。
そして、恐れも愛から生まれていることに気づき、陰も陽も本質は愛だと理解したとき、すべての存在と機会を活かすことができる・・・というお話が、EP7-9になるはずだったんではないかなぁ。


さぁ、果たしてEP3、どんな仕上がりになっているのでしょうか???


そうそう。陰と陽って、善悪と混同しやすいけれど、別物です。
その関係について、http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20050404#1112580733 に記事を書きました。