踊ることのデメリット・集中力と表現の両立

http://travel2.2ch.net/test/read.cgi/park/1062319502/199 と
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1091652391/917 を転載・再編集


踊ることには、デメリットもあります。
たとえばステップが気になる。または、夢中で体を動かすことで高揚する。
すると、演奏を聴き、感じることへの集中力が落ちちゃう。


渋谷での、ティピコ・オリエンタル 来日ラストライブを観てきました。
そこで生じたゲストの踊りと演奏との乖離・・・。
そして、フィナーレの「トゥラの家」。バンドリーダーのロランドさんは、
見事に客席の集中力を高め、踊りと曲とが渾然一体となった状態を生み出しました。
http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20041030#p2
聴衆全員が、全身を耳にして、おのおの感じたままを表現したときの素晴らしさ。凄かったです。
総立ちで、あれだけ深く曲を聴く体験が在りうるんだ・・・


ボサノバの創始者ジョアン・ジルベルトが、昨年初来日して、
じっと聞き入る日本の観客に「ついに、永年捜し求めていた聴衆と出会った」と感激。
高齢にもかかわらず「是非」と今年再来日を果たし、長時間にわたる素晴らしいコンサートをされたそうで。


その集中力、日本の観客の、恐らくは世界一の美点なんだとおもうんです。
その集中力と、聴いたものを表現し返すこととが結びついたとき、すんごいことになる。
それはむしろ、先入観のある客が少ないTDSでのほうが、札幌や渋谷より起こりやすい。
そんな気がしています。


歌舞伎の観客の、あの感じ。PAなしの生音にしんと聞き入りながら、大向こうから声がかかる。
それがヒントかな。